ラーメンの人気グループの新業態! 京都にできた「セアブラノ神 slurp」のイベリコ豚つけ麺は1杯で5度楽しめる
チャーシューや味玉が盛り盛りフィーバーな「特製イベリコ豚つけ麺」
特製イベリコ豚つけ麺は、豚肩ロースのチャーシュー、味玉、白髪ネギなどが全盛り状態に。
着丼した瞬間、イベリコスープに麺をつけて食べたい衝動に駆られますが「まずは麺だけをすすってください」とのこと。え~!と思いながら麺だけ食べてみますと、おお……昆布水が染み込んだ麺、香り高い昆布と醤油(2種をブレンドしているそう)のフレーバーがしっかりあり、確かにそのままでもイケます。
さて。冷めないうちに麺をスープにつけます。こちらは豚骨、鶏ガラをベースに塩ダレなどをブレンドし、そこにイベリコ豚のバラ肉を投入した清湯スープ。低融点の豚の脂が溶けてこってりしつつ、出汁が丁寧に取られているので雑味のないすっきり感も特徴。良い意味で豚らしい香りが鼻に抜けて広がります。
猫田さん「壬生本店で全店のスープを一気に作っているのだそう。清湯だったり白湯だったり魚介×清湯だったり、全部違うからこんがらがってしまいますね!」
スープに入っているバラ肉を口に含むと、軟らかくしっとりした食感にうっとりします。舌でとろける……。実はこれまで私、イベリコ豚を色々な場所で食す機会がありましたが、ここに来て初めて「イベリコ豚っておいしいんだ!」と実感しました。
さらにイベリコ祭りを楽しめるのが、このチャーシュー。醤油などで下味をつけ、低温調理でじっくりレアに仕上げています。こちらはスープの豚バラ肉とは違い、赤身の旨みをしみじみ味わえる肩ロース。
そういえばレンゲにレモンがのっていたのをどっかによけたまま忘れていました。味変に使うアイテムです。麺に搾ってみると、キリッと爽やかな酸味が加わり、昆布のグルタミン酸と化学変化を起こして(多分)また違った旨みに。
麺をライスにバウンドさせたり、ライスをスープにつけたりと、だんだん自己流の楽しみ方を見つけはじめます。
そして最後、麺を食べ終わるともう一つお楽しみが。「麺に下味を付けていた昆布水でスープを割って召し上がってみてください」。喜びながら残ったイベリコスープに入れ、その中にご飯を投入して、雑炊を楽しみます。