町田が悲願の国立初勝利で逆転優勝に望み 白崎&相馬移籍初得点で6試合ぶり勝利 FC東京は新国立初黒星
◇明治安田J1リーグ第36節 町田3―0FC東京(2024年11月9日 国立競技場) 【写真】<町田・FC東京>後半、ゴールを決めた町田・呉世勲(左から2人目)は福井とともにパフォーマンスを見せる(撮影・西海健太郎) 3位の町田がFC東京に快勝し、国立競技場の今季4試合目で悲願の初勝利を挙げた。リーグ戦6試合ぶりの白星で10日に試合がある首位神戸との暫定勝ち点差を4に縮め、逆転での優勝に望みをつないだ。 この試合に向けた練習を全て非公開とした黒田監督は、リーグ4月以来となる3バック布陣を敷いた。前半から攻勢を強め、同15分に谷のロングフィードを韓国代表FW呉世勲(オ・セフン)が頭でつなぎ、ゴール右で拾ったエリキがタメを作り中央にパス。後方から走り込んだMF白崎凌兵が沈め、移籍後初ゴールで先制した。 後半4分にはMF相馬勇紀の左クロスを白崎が相手と競り合いながら折り返し、中央の呉世勲が右足で楽々と押し込み追加点。同34分には相馬が左CKを直接ゴールにねじ込み、こちらも待望の移籍初得点でリードを広げた。守っては日本代表GK谷晃生が再三の好セーブを見せ、5試合ぶり無失点に封じた。 町田は今季、4試合を主催する国立でここまで1分け2敗と苦戦。昨季J2での引き分けも含め、聖地でうれしい初勝利となった。一方、これまで公式戦8勝1分けと改修後の国立で無敗だったFC東京は、完敗で初黒星を喫した。