内向型が強みを発揮するために…やってはいけない5つのNG習慣【内向型人間のトリセツ4】
落とし穴3:自己犠牲からくる相手ファースト
内向型のうち、「慎重さ」を強みに持つ人は特に、相手の気持ちを優先し過ぎてしまう傾向があります。相手を気遣って尊重する姿勢は素敵なのですが、相手を優先するばかりに自分の気持ちを置いてきぼりにしていませんか? 相手を大切にすることと、自分を粗末に扱うことは違います。相手と自分を天秤にかけて「私はいいから」と自分を犠牲にするのがクセになると「私が我慢すればいい」「常に相手を優先しなければ」という偏った価値観が育ってしまうことがあります。 相手の気持ちも尊重しながら、自分の気持ちにも寄り添ってあげましょう。まずは友達とのちょっとした会話の中で挑戦してみてください。 例えば「ランチ何にする?」と聞かれたとき、今までだったら「なんでもいいよ。あなたが食べたいもので」と相手にゆだねていたかもしれません。ですが、「私はパスタが食べたい気分だけど、あなたはどう?」など、自分の要望も伝えるようにしてみましょう。
落とし穴4:「静かな時間」にネガティブループにハマる
疲れているときやうまくいかないことがあったときは、思考のスイッチがネガティブモードに入りやすいもの。そんなときは、自分をケアするための「ひとりで考える時間」(第2回参照)に、ネガティブ思考の沼にハマって自分を傷つけてしまう可能性があります。 「私は今、ネガティブモードかもしれない」と感じたら、意識して「自分を癒やす時間」(第2回参照)を取りましょう。内省しない時間で、頭を休ませてあげるのです。 別のことに集中して「悩む余裕がない状態」を意図的につくるのもおすすめです。得意なこと、慣れていることだと考える余裕ができてしまうので、あまり経験がないことや、ほどよい緊張のあること、自分が没頭できるものを選ぶのがポイントです。 例 ・本棚や食器棚などを整理整頓する ・筆ペンで文字を書く練習をする ・ダンス動画などで体を動かす ・ファンタジー映画を見る 自分だけで解決しようとせず、人の力を借りるのもいいでしょう。 自分の思考を客観視するには、他人の視点や誰かからの問いかけが大きな助けになります。一人でいいので、友人・恋人・家族など悩みを打ち明けられる人や、ぼやきを聞いてくれる人に、ゆっくり時間をかけながら話をしてみましょう。 身近にそういう人がいない場合は、オンライン通話やメッセージで話を聞いてくれるサービスを利用してみるのも一つの手です。