71歳、ひとり暮らしの料理研究家が勧める「ひとり定食」 どんぶり1品でもOK!バランスがとれていれば、おなかも心も満足
長年にわたり、誰にでもできる簡単でおいしいレシピや調理のアイデアを提案してきた、料理研究家の大庭英子さん。70代を迎えた大庭さんが、ひとり暮らしのシニアに向けて、ラクで楽しいひとりごはんを提案したレシピ本『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』より、ひとり定食の魅力についてご紹介します(取材・文/松原京子) 【写真】71歳、ひとり暮らし。常備するべき食材は… * * * * * * * ◆おかずは1~2品でOK おかずは1~2品でOK。皿数や品数にこだわることはありません。 肉や魚介、卵、大豆製品などのタンパク質、野菜やきのこ、フルーツなどのビタミン・ミネラル類、ご飯やパンなどの炭水化物。この3つがちゃんと入っていれば、皿数や品数にこだわることはありません。 主菜+副菜+ご飯でもいいし、具だくさんのスープ+パンでもいいし、ご飯の上におかずをのせたどんぶりもの1品でもいいんです。 それが定食?と思われるかもしれませんが、それも立派な定食。バランスがとれていれば、おなかも心も満足します。 お盆の上に自分が作った料理をセットして席につけば、ちょっと背筋が伸びて、食事の時間が愉しくなります。
◆ひとり定食の魅力 ★作りおきなし、すぐに作って食べたい あらかじめ下ごしらえをしておく、常備菜を作っておく……といった食事の準備が楽しいときもありますが、そればかりだとキッチンに立つ時間が増えていくだけ。 時間があってもなくても、その場でパパッと作れる料理のほうが気楽。下ごしらえがいらない料理、手順の少ない料理、調味料が少ない料理がいいですね。 ★ひとりが1回に食べきれる量を作りたい 多めに煮たり、まとめて漬けたり……といったまとめ作りの便利さも十分知っています。 でも、買ってきた材料と家にある材料をパパッと組み合わせて、そのとき食べたいものを食べたい量だけ作る楽しみもありますよね。 おいしいものは一番おいしいタイミングで食べきる、そんなミニマムなレシピを提案します。
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