今年の夏こそ「青春18きっぷ」でお得な旅はいかが?リピーターは多いのに経験者はわずか25%!
⚫︎普段はなかなか行けない駅へ 「せっかくの鉄道旅、ふだんはなかなか行きづらい駅をめざすのも一興です。 線路の両端はトンネル、背景は山の斜面と海へ向かう山道と、列車でしかたどりつけない秘境駅の小幌駅(JR室蘭本線・北海道)。 駅改札の外が企業の敷地のため関係者以外は立ち入ることができない海芝浦駅(JR鶴見線・神奈川)は存在自体が面白く、海と工場地帯が織りなす印象的な風景に出会えます。 オホーツク海に一番近いのは北浜駅(JR釧網本線・北海道)で、ガラス張りの駅舎から太平洋を望めるのは日立駅(JR常磐線・茨城)、日本海に一番近い駅といわれるのは青海川駅(JR信越本線・新潟)。 JR最北端の駅・稚内(JR宗谷本線・北海道)や、JR最南端の駅・西大山駅(JR指宿枕崎線・鹿児島)など、特徴的な駅を訪ねる旅も面白いと思います」 ⚫︎「青春18きっぷ」の旅の注意点 「気をつけてほしいのは、新幹線や三セク鉄道などに限られる区間での移動。たとえば北海道新幹線では、青春18きっぷ利用者に限って販売される『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』があります。こちらは『奥津軽いまべつ~木古内』の新幹線普通車の立席(車内の空いている席)が利用でき、『道南いさりび鉄道』(木古内~五稜郭)の普通列車が片道1回利用できます。他にも、青春18きっぷの利用者に限って適用されるルールがありますから、上手に活用してください。詳細についてはJRの公式webサイトで確認できます。 夏の旅では、もちろん紫外線対策が大切。列車内でも日焼け止めは忘れずに、日光を浴び続けることにもそなえてサングラスもあると安心。冷房の強弱に合わせられるよう、薄手の上着やスカーフがあると便利です。また、ローカル線は列車の運行本数が限られますので、途中下車するときは次の列車の時刻の確認を忘れずに。乗り継ぎのタイミングによっては、飲物や食べ物を購入するチャンスがない場合もあるので、特に飲み物は事前購入を心がけてください」 みんなの「青春18きっぷ」体験はいかがでしたか? 事前に計画せずに行き当たりばったりの旅行ができるのも「青春18きっぷ」の魅力。車窓を楽しみながら、移動時間をのんびりゆったり過ごしたい人にとっては最適な旅行手段かもしれません。この夏の旅行計画がまだ決まっていないという人は、ぜひ候補にしてみてはいかが!? ※「青春18きっぷ」は、1枚のきっぷを1人で5回まで使えるほか、5人で1回使うグループ利用も可能。2024年の販売期間は8月31日(土)まで、利用期間は2024年7月20日(土)~2024年9月10日(火)、料金は大人も子どもも同額12,050 円。利用制限や特例などがあるので、詳細はJRの駅やWebページなどで確認してください。
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