改めて、平本軍入りしての大晦日RIZINへの参戦を希望した大久保

　2024年12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO～FINAL～』の一夜明け会見が、15日（日）都内にて行われた。 【写真】K-1のリング上から公開スカウトを行った平本蓮と篠塚辰樹 　第16試合のスーパー・バンタム級3分3R延長1Rで、璃明武（K-1ジム総本部チームペガサス）を判定3-0で破った大久保琉唯（K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER）が会見に出席。 　同大会には平本蓮と篠塚辰樹がリング上に現れ、平本は「大晦日なんですけれど、朝倉未来と榊原社長が何か一緒にやるっていうので、そこにBLACK ROSEで乱入しようかなと思っていて。誰かK-1ファイターで一緒にあの素人集団ぶっ殺しませんか。知名度だけついていきがってるあいつらぶち殺してやる人、誰かK-1選手で仲間になってくれる人いないですかね」と呼びかけた。 　これに第5代K-1 WORLD GPライト級王者・朝久泰央（朝久道場）が名乗りをあげ、大久保も試合後マイクで「さっき平本蓮くんが大晦日やると言ったんですけれど、こんなんじゃパッとしないし締まらないので、ぜひ僕も出させて欲しいです」と平本軍入りを表明した。 　しかし、12月15日付で新K-1プロデューサーとなった宮田充氏は「ぶっちゃけて言うと、何やってくれるんだってのがあります。大晦日だかRIZINだか知らないんですけれど、そういうことをやってもらうために上がったわけじゃない」と、平本の公開スカウトに憤り。「ちょっと待ったという感じがあります。勝手なことをされて残念な気持ちがあります」と、この件は決定事項ではないとした。 　一夜明け会見で改めてこの件について聞かれた大久保は「昨日はすぐに帰って（宮田Pの）インタビューは見れてなくて。今日、宮田さんと会話したんですけれど、今の世の中、やりたいことをやりたいと言わないと進まないと思います。それで大晦日に出たいと言ったんですけれど、ファンの中には“お前、K-1、K-1って言っているのに、なんでRIZINって言っているんだ”という意見が多くて」と、ファンからも反対の意見がDMなどで寄せられたと告白。 「でも自分がRIZINに出るとなったら、K-1を広めるための意味のあることだと思っています。やっぱり、今のRIZINは格闘技を知っている人と知らない人も、結構、大晦日は見ると思います。自分だったり、朝久選手も含めて、どこで試合をしているのか知ってもらって、K-1への入口ができると思いますし、そういう考えがあります」と、K-1のためになることだと主張。 　K-1ファイターの強さを見せて、K-1へお客さんを引っ張ってきたいということかと問われると「単純に知名度だったら、他のやり方でもいけると思いますけれど、そこが一番大きいです」と、名乗りをあげた理由を話した。 　反対的な意見を出している宮田Pを説得したいかと聞かれると「そうですね、はい」と、平本軍入りしてのRIZIN大晦日参戦を実現させたいと強く希望した。 　また、9月に玖村将史、今回は璃明武とスーパー・バンタム級トップクラスに連勝したことで、王者・金子晃大（K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM）への挑戦については「受けてくれるのならば、やりたい気持ちはあります。昨日、試合を見て、しっかりダウンを奪いましたが苦戦したのかなと。穴も見えました」とし、「勝てると思います」と打倒・金子にも自信を見せていた。