「鎌倉殿の13人」“親子”3人が三谷幸喜監督の新作映画で同窓会
宮澤:私にとっては、きっかけをくださった人ですね。初めての映像作品が『記憶にございません!』(2019)だったのですが、そこから映像の仕事もやらせていただける機会が増えましたし、もともと翻訳ミュージカルものが多かったのですが、オリジナルの日本のミュージカルやストレートプレイの世界に連れていってくださいました。その意味では恩人でもありますし、誤解を恐れずに言えば、とても偉い年上のお友達というか(笑)。本当にくだらないことから、観た演劇の感想までショートメッセージで送らせていただいたり、ご飯に行かせていただくこともあります。
彌十郎:本当に、まずは感謝ですね。僕は三谷さんにお会いしていなければ、今みたいにこんなに映像作品に出させていただくことはなかったでしょうから。それは本当にありがたいなと思いますし、この歳で新たに知らない世界を勉強することができるのは幸せなことです。プライベートではこの間初めて食事をご一緒したのですが、僕が遅れて行ったので、ほとんどお話する機会もなく。歌舞伎の舞台も、映画の現場もほとんど仕事以外のことは話していないので……。正直どう思われているのかも分からない(笑)。
宮澤:もう好きすぎなんですよ(笑)。
彌十郎:でも演出されている言葉が僕には響くんです。それはすごく大きいですね。
瀬戸康史:ヘアメイク:小林純子 スタイリスト:田村和之 坂東彌十郎:ヘアメイク:永井絵美子(JOUER) スタイリスト:加藤あさみ 宮澤エマ:ヘアメイク:tamago スタイリスト:長谷川穣