急速に普及した“生成AI”…アドビ株式会社CDOが語る“生成AI”の懸念に対する対応策とは?「一人ひとりがリテラシーを」
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」(毎週土曜 20:00~20:30)。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。11月2日(土)の放送は、アドビ株式会社のCDO西山正一(にしやま・しょういち)さんをゲストに迎え、お届けしました。
西山さんは、2001年にアドビシステムズ株式会社(現:アドビ株式会社)マーケティング本部に入社。製品担当やAdobe Creative Cloudのマーケティング担当を経て、2017年6月に営業部に異動し、営業戦略部(現:DX 推進本部)の立ち上げに携わります。現在はアドビの直販ビジネスおよび販売戦略立案の責任者として、アドビのDX製品をフル活用してeコマース事業の推進に努めています。
◆アドビの事業部について
まずは、西山さんの業務内容について伺うと、「アドビのビジネスとして、お客さまのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する商材がたくさんありますが、私ども自身が自社技術を使ってDXを推進してきた経緯がありますので、その経験をもとに、お客さまのDXのお手伝いをする役割になります」と解説します。 さらには、「デジタル化にともなって、今までおこなってきた業務を新しい技術に置き換えていくとなると社員の皆さんの知識やスキルも変えていかなければいけないので、それをアドビ自身がどのようにやってきたのか、我々の知見も共有させていただくことでお手伝いをさせていただいています」と補足します。 そんなアドビの事業部は現在、大きく2つに分かれ、ひとつは西山さんが所属しているデジタルメディア事業部。そこではAdobe Photoshop(フォトショップ)やAdobe Illustrator(イラストレーター)、Adobe Acrobat(アクロバット)など、多くのユーザーが使用しているソフトやアプリを運用しています。もう1つはDX事業部で、いわゆるデジタルマーケティング商材を扱っています。