えぇぇぇぇ得することもあるのぉぉぉ!? [運転免許]返納しちゃうといったいどーなるの?
■公的な身分証明書がわりに使える運転経歴証明書
銀行口座の開設、役所の手続きなど、長年にわたり大活躍してきた運転免許証を手放すことに不安を感じない人はいないだろう。 ペーパードライバーであっても身分証明書がわりとして重宝するため運転免許証を更新し続ける人も多い。 そんな「身分証明書がなくなったら困る」という声を受けて2002年6月に導入されたのが運転経歴証明書。 運転免許証と同じサイズで、住所、氏名、生年月日、自主返納を受理された日などが記載されている。 ただし、返納時に自動的に交付されるものではないため別途申請が必要だ。運転経歴証明書の申請は、運転免許試験場、運転免許更新センター、警察署などで行うことが可能。 申請には、運転免許証、申請用写真1枚、手数料1100円が必要だ。地域によって異なるが、申請から受取りまでには2週間ほどかかる。 注意してほしいのは、運転経歴証明書の申請は、返納後(運転免許証の取消しを受けてから)5年以内に行う必要があること。その期限を過ぎると申請ができなくなってしまう。 ちなみに、大型免許を保有している人が大型免許の取消しを申請し、普通免許を残すということも可能だが、この場合は運転経歴証明書の交付は受けられない。
■運転経歴証明書を申請するとお得なことも
運転経歴証明書は身分証明書がわりに使えるだけではなく、さまざまな特典やサービス(支援措置)も受けられる。 タクシーやバスの運賃の割引、旅行代金や観劇料、宿泊料、温泉施設使用料、アミューズメントスポットの入場料、飲食料金の割引、買い物をすると粗品がもらえる、定期預金の金利優遇など、幅は広い。 運転免許返納を推進するために自治体は協賛企業を募っており、協賛企業も徐々に増加している。それにより、今後さらに特典が充実することが考えられる。 自治体によって特典の内容は異なるため、都道府県警察又は都道府県のウェブサイトをチェックしてほしい。 ただし、特典の対象年齢には制限があり、65歳以上が一般的。自治体や事業者によっては、70歳以上などの年齢制限が設けられている場合もある。 この記事を読んでいる人の多くは、運転免許の自主返納なんてまだまだ先に考えればいいことと思っているかもしれない。 しかし、いつかは確実に「運転免許を返納すべきか否か」という決断を迫られる日はやってくる。正しい判断をするためにも、今から運転免許返納をすることのメリット、デメリットはしっかり知っておくことは非常に重要といえるのだ。 より長く運転を続けたい人はこちらもチェック!