韓国・済州航空機事故、146人の遺体が遺族の元へ…政府、長期的支援を約束
【01月05日 KOREA WAVE】韓国・済州航空機事故で犠牲となった179人のうち146人の遺体が5日、遺族の元に引き渡された。政府は遺族が日常生活に復帰できるよう、今後も細やかな支援を続ける方針だ。 行政安全省災害安全管理本部は5日、「済州航空旅客機事故中央災害安全対策本部」の第10回会議を開催し、現状を報告した。現在までに146人の遺体が引き渡され、遺族の心のケアと生活支援が進められている。 法務省は務安空港統合支援センターに法律専門家を派遣し、無料の法律相談を提供している。今後も訪問、電話、出張形式で相談を続ける。また、保健福祉省や地元自治体(全羅南道・光州市)は、国家トラウマセンターや地域精神健康福祉センターを通じ、遺族の心理的回復を支援している。 警察は犠牲者や遺族を侮辱するオンライン投稿や動画の拡散に対し、厳正に対処する方針を示した。既に99件の調査と捜査に着手し、4日には遺族を侮辱する悪質な投稿をした容疑者を逮捕した。さらに、悪質投稿に迅速に対応するため、務安空港2階に現場通報センターを設置している。 災害安全管理本部のイ・ハンギョン本部長は「遺族の苦しみに寄り添い、事故対応、遺族支援、原因調査に最善を尽くす」と述べた。また、「困難な時こそ国民が一丸となり克服してきた歴史がある。今回の危機も国民と共に乗り越えられると確信している」と強調した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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