【50代】実は出走するのも大変?!ロンドンマラソン2024を走ってきました:アボット・ワールドマラソンメジャーズを走ろう!(その3)
ロンドンの名所を見ながら走るマラソンコース。テムズ川やロンドン塔、バッキンガム宮殿も!
「ロンドンマラソンのコースは、グリニッジ王立公園からテムズ川沿いのカティー・サーク号、タワーブリッジ、ドックランズ、イースト・エンド、ロンドン塔、バッキンガム宮殿の前を抜けてフィニッシュします。 人数が多いせいか、ランナーはレッド・ブルー・グリーン・イエローと4つのブロックに分けられ、さらにそこからウェーブスタート(早いランナーから順にスタートさせる)という複雑さです」
「まずスタート地点のグリニッジ王立公園が広い広い。世界標準時の基準とされた旧天文台がどこかにあるはずだったのですが、自分のスタートエリアを探すことに必死で、全然わかりませんでした。 さらにコース前半はロンドン郊外にあたり、ほぼ住宅地と公園を走る設定。私は夫とスタートブロックが違ってしまったので途中で待ち合わせしていたのですが、似たような景色が続くので距離表示しか目安がなく、少しわかりにくかったですね。 このコースが違うというのは、人数が多いマラソン大会だとランナーをいくつかのブロックにわけて、最初の混雑する区間(3~5kmが多い)を別の道を走らせるというものです。もちろん途中で合流しますが、スタート地点は異なります。そのうえ、ロンドンマラソンはウェーブスタートだったので、かなりカオスな状態でした」
「とはいえ、テムズ川にたどり着くと、ウィスキーでも有名なカティー・サーク号が見えてくるので気分も盛り上がります。さらにタワーブリッジを渡ると、ウォーターフロントエリアはジグザグが多く少しきつかったものの、ロンドン塔やウェストミンスター寺院などが見え『ロンドンを走ってる!』気分は最高潮!」
「フィニッシュ直前にバッキンガム宮殿の前を通過するなど、『英国!』といったビジュアルが多く、楽しかったです」
車椅子ランナーと一緒に走ったり、本格的な仮装の人が目立ったり。ロンドンマラソンならではの雰囲気を味わいました。
「素晴らしいと感じたことのひとつが、車いすの人や酸素吸入器などをつけた人が、介助のランナーと一緒に出走していたことです」
「日本やほかの国の大会では、私は車椅子ランナーと同時に走った経験はありません。例えば東京マラソンなどでは、車椅子ランナーはエリートランナー(パラアスリート)だけだったと思いますし、スタート時間も分かれていました。一般の車椅子ランナーや酸素吸入器等をつけたランナーといっしょに走る経験ができるのは、さすがチャリティに熱心な大会だけあるなあ、と思いました」