信頼できる美容クリニックの選び方&施術内容の決め方を美容医療のプロが伝授!【美女組白書】
kaanaa:実は、医師が特定の診療科において一定以上のスキルがあり、良質な医療を提供できる能力を有していることを示すための資格みたいな専門医制度というものがあるんです。大学卒業後2年間の初期臨床研修と、希望する診療科の専門研修プログラムに所属して、3~5年の専門研修を受けます。その後に認定試験に合格したら専門医となれる。つまりその診療科のスペシャリストの証みたいなものなんです。 これは内科、外科、産婦人科など様々な診療科の専門医が存在しますので、美容医療のみならず、クリニック選びをする際の指標にしてもいいかと思います。診療科によって異なりますが、美容医療に関しては一定の症例数も必要ですので、経験を積んだ医師しか専門医になれません。 難波静香:きちんとした先生を見極める方法があって、安心しました。でも、美容医療の場合はどこを見て専門医かどうかを判断すればいいんですか? kaanaa:日本の美容医療には、「JSAPS(日本美容外科学会)」と「JSAS(日本美容外科学会)」という2つの学会が専門医制度をとっていますが、JSAPSは形成外科の専門医資格を持っていないと認定されませんので、JSAPSの専門医のほうが、比較的安心感があります。JSAPSのホームページに所属医師の名簿もありますし、専門医かどうかも確認できます。 美容医療は手技の高さが必要ですので、形成外科の経験のある医師のほうが腕があることが多い気がします。形成外科の専門医になるだけでも最低6年は要しますから、さらに美容医療の専門医も取っているということは9年以上も研究を重ねていらっしゃるので勉強家なんですよね。 まい:明確な基準を教えていただいてよかったです! kaanaa:あとは、以前の美容医療の体験談でもお話ししましたが、受診するかたの体の機能を担保してくれる治療を考えているか。人間が持っている体の機能を損ねてしまう施術は実はたくさんあるので、そういったネガティブなこともきちんと伝えてくれる医師。そして、方向性と美意識があう医師かどうかも大切です。