ドレイクの次は誰だ?「全員クソ食らえだ!」ケンドリック・ラマーの新譜をSGDが解説!
11月22日に突如、SNS上で発表された、ケンドリック・ラマーの新作「GNX」。ただし、実はこれはミックステープで、これに続く本命のアルバムが近日発表されるのではないかと噂されている。
この新作について、ShotGunDandy(ショットガンダンディ)さんに解説をしてもらおう。
プロモーション皆無で突然のリリース! 本命は別?
皆さんいかがお過ごしでしょうか? ShotGunDandy参上です。今回はHIPHOP業界を騒がせて話題を掻っさらっているケンドリック・ラマーの新作のアルバムについて紹介しよう。 11月22日(日本時間で23日早朝)、ケンドリック・ラマーが突如Xにて新しいアルバムのリンク先を投稿した。誰も何も知らされていない中でのうれしすぎるリリースに、HIPHOPファンは大騒ぎ! このニュースは瞬く間にSNS上を埋め尽くした。 今回はアルバムだけでなく、同時刻にYouTubeでアルバムと同タイトル「GNX」と名付けられた1分の動画もアップロードしている。だが不思議なのが、予告編的な役割のスニペットっぽい作りになってるが、今回のアルバムには収録されていないのだ。 ここで大胆予想をしておくが、私はこれが本命のアルバムではなくミックステープであると思っている。本命のアルバムについてはもう少しあとで触れよう。 とにかく今はHIPHOPの歴史上でも最大級であるドレイクとのビーフに圧勝したばかりのケンドリックが、約2年半ぶりにミックステープをリリースしたことでアメリカ全土が盛り上がっている状況なのである。
「GNX」というタイトルの意味は?
結論から言うと、「GNX」とは車種である。正式な名前は「ビュイック・リーガル・グランドナショナル・GNX」であり、1987年に製造された、世界でも限定500台ほどしかない稀少車である。 というのもGNXはグランドナショナルをアップグレードしたバージョンの車であり、特別なカスタムを施す必要があったのだ。もちろんこの車をタイトルに選んだのには、いくつか理由がある。