今年最高のKドラマ『ソンジェ背負って走れ』爆発的大ヒット5つの理由
皆さまこんにちは! 韓流ナビゲーターみんしるです。 韓流イベントのMCやラジオパーソナリティーとしてお仕事をする傍ら、 毎日のように追い続けている韓国ドラマ。 今回も私的おすすめ作品や見どころなどをご紹介していきます。 【写真(20枚)】2人の身長差にもドキドキ…!『ソンジェ背負って走れ』珠玉の名シーン 今回ご紹介するのは2024年上半期、 シンドロームを巻き起こしたドラマ 『ソンジェ背負って走れ』です。 日本ではU-NEXTにて絶賛配信中のこのドラマ、 未だロスに陥っているファンは数知れず。 7月に日本でも行われたポップアップも話題でした。 簡単なあらすじをご紹介しますと... ある事故で下半身不随となり、 生きる希望を失っていたイム・ソル(キム・ヘユン)は、 デビュー間もないバンドECLIPSEのボーカル、 リュ・ソンジェ(ピョン・ウソク)のある言葉に救われます。 それがきっかけでソンジェの熱狂的なファンになったソルは2022年の大晦日、 念願だったECLIPSEのライブへ。 その帰り道、 電動車いすが動かず困っていたソルに手を差し伸べた最愛の推しソンジェ。 ソルは夢のような瞬間に酔いしれながら帰宅するのですが、 彼女を待っていたのは彼の訃報でした。 ソンジェの死を知り、 ネットオークションで買ったソンジェの私物の時計を握りしめ号泣するソルですが、 気がつくと2008年の高校時代にタイムスリップしていて... ひたすら推しを死から守るためにタイプリープを繰り返すヒロインと、 圧倒的な清涼感で私たちを虜にする新たなるスターの誕生。 見始めたらやめられなくなる最強の韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』の魅力を、 私みんしるの視点でご紹介します。 ■その1. 隅々まで仕掛けが詰まったミラクルなドラマ 最近の韓国ドラマで人気のジャンルがタイムリープものですが、 ここまで毎回、 高い充実度で駆け抜けた作品はないように思います。 この手の作品はどこかで中弛みが生まれがちなんですが、 この作品は驚くべきことにそのようなことがほとんどないというミラクルなドラマ。 タイムリープものにラブコメ、 学園もの、 サスペンスと色んな要素がごった煮状態なのにも関わらず、 俳優陣はもちろん脚本に演出、 伏線回収も完璧。 見事な調和を描いています。 過去に戻るたびに設定が少しづつ変わっていくところも良く出来ていて、 最初にタイムスリップする2008年では少女時代のメンバーや北京五輪で金メダルと獲ったパク・テファン選手、 当時流行ったカルチャーなど、 韓国人にとって思わず懐かしい!というアイテムが登場するのも話題となりました。 重くなりそうな場面もトゥーマッチになりすぎず、 随所に胸キュンと笑いを散りばめており、 この100点満点のバランスはなかなか出会えないもの。 1度見れば沼落ち間違いなしで、 私の周りにも何度もリピートする人続出でした。 ■その2. ひたすら 「推しを守る」 という潔さ 韓国ドラマが好きな人ならば 「推し」 が1人はいますよね? K-popが好きならば推しのライブチケットを取るために必死になるでしょう。 そんな経験がある人ならこのドラマにハマることは間違いありません。 なぜならばヒロインのイム・ソルはまさにそんな私たちの代弁者だから。 ファン活のリアルをこと細やかに描いていくのでソルの言動に思わず 「わかる~!」 と大共感。 そんなソルがタイムリープを繰り返し、ただひたすらソンジェを死から守るために奔走します。 ソンジェが心を寄せようとも、 彼女にとってソンジェの命が何よりも大事。 なのでソルの恋敵が登場することもなく、 さらに2人を取り巻く友人や家族の中に悪人が出てこないのというのもポイント。 こんなにストレスフリーな韓国ドラマはなかなか出会えません。 ■その3. 見るものをハッピーにさせるキャラクターたち このドラマには主人公ふたりの他にも愛すべきキャラクターがたくさん登場します。 タイムリープするたびに色んな事柄が少しずつ変化していくのですが、 一貫して変わらないのがソルの母とソンジェの父のご近所バトル、 そしてソルの兄とソルの親友のラブライン。 この2つはずっと私たちを笑いの渦に巻き込みます。 そしてこのドラマにもう1人の主役がソン・ゴニ演じるキム・テソン。 ソンジェのライバルとして登場するのですが、 ソルが高校生の時に熱をあげていた女子にモテまくりなバンドマンです。 でも19歳に戻ったソルにとっては今や恥ずかしい黒歴史で、 そんな2人のやりとりはもちろん、 ライバルだったはずのソンジェとのブロマンスも最高なんです。 どんなことがあろうともずっとソルを見守り続ける2番手な男、 テソン。 誰もが彼を愛さずにはいられないでしょう。 ■その4. 女優キム・ヘユンの新たなる魅力 主人公ソルを演じたキム・ヘユンの代表作といえば『SKYキャッスル』のカン・イェソ役ではないでしょうか? わがままなお金持ちの高校生役を熱演し、オーディションに落ちまくっていたという彼女の人生を一変させた作品です。 個人的にはあのイメージが強すぎてしまい、他の作品を見ても脳裏にカン・イェソがよぎってしまうことが多く、今回もちょっと心配していたのですが… いやぁ、驚きました。こんなにも爽やかで気持ちの良いかわいい女性を演じられるとは! もともと演技派の女優さんですから、高校生から30代までを難なく演じられるのはわかっていましたが、今回はソルを生きている!と思いましたね。 そしてすごいのが涙の演技。第1話の後半、推しであるソンジェが差し出した傘の中で、笑いながらも左目から涙をスーッと流すシーンを見た瞬間、キム・ヘユンという女優の凄さに唸りました。 10話では40回も涙を流したというのも大きな話題に。 一度聞くと忘れられない声のトーンも滑舌の良い少し早口な喋り方も、この役を演じるためのものだったのだと思うほど彼女のソルは完璧でした ■その5. ついに花開いたピョン・ウソク 『ソンジェ背負って走れ』 がこれだけの人気を博した理由はやはり、 ソンジェを演じたピョン・ウソクでしょう。 これまでも彼の出演作を見てきましたが、 この作品は彼の魅力を200%詰め込んだ作品です。 何より、 こんなにカッコよくて可愛いくて面白いピョン・ウソクに出会えたことに感謝するしかありません。 190cmというモデル体型に透き通った白い肌、 ポテっとした唇、 あの笑顔。 さらにはソルとの身長差が29cmという事実まで、 ソンジェを演じた彼はまさに 「漫画を破って出てきた男」 そのものです。 ソルを演じるキム・ヘユンとの最高のケミから引き出される、 私たちが見たことがなかった表情や姿が毎話散りばめられるのでキュンキュンが止まりません。 アイドルなピョン・ウソクも最高すぎますが、 30代であんなに清涼感あふれる高校生を演じられるってどういうことでしょう? 下積み時代の長かった彼が遂に出会った完璧なる代表作。 そのことを一緒に祝福したくなるのは私だけではないはずです。 脚本を手掛けたのは人気ドラマ『女神降臨』のイ・シウンさん。 韓国で出版されたシナリオ本はベストセラーだそうです。 一番素敵に見える傘の角度まで監督と悩み抜いたそうで、 このドラマの成功は俳優、 脚本、 演出とドラマに関わる人たちの努力の賜物かと。 ちなみにこのドラマで本当に伝えたいメッセージは14話からだというイ・シウンさん。 イマドキなドラマと思われがちですが、 実は奥が深いんです。 考察も楽しく、 何よりソルソンカップル (ソルとソンジェを合わせた呼び名) を見ているだけでハッピーになれちゃう『ソンジェ背負って走れ』。 9月に日本で開催されるピョン・ウソクのファンミーティングがどれほどの盛り上がりを見せるのか!?とっても楽しみです! みんしる 韓流ナビゲーター。 韓流イベントのMCやラジオパーソナリティーとしても活躍中。 初めてハマった韓国ドラマはキム・レウォン主演の『屋根部屋のネコ』。 今ではNetflix、AmazonPrime、 Disney+、 U-nextを駆使し毎日のように韓国ドラマを追う日々。 映画 『ニューノーマル』舞台挨拶MCでチェ・ジウさんと 『美しき日々』イベント以来の再会を果たし感激。 あの時イ・ビョンホンさんと三人で撮った写真は宝物です。