アレックス・ブルツの息子チャーリー、2025年はFIA F3強豪チームのトライデントに移籍
元F1ドライバーのアレックス・ブルツの息子で、FIA F3ドライバーのチャーリー・ブルツが2025年シーズンに向け強豪チームのトライデントへの移籍をすることが明らかにされた。 【写真】イェンツァー・モータースポーツからFIA F3に参戦したチャーリー・ブルツ 2017年にレーシングカートを始め、2021年よりフォーミュラカーレースにステップアップしたチャーリー・ブルツは、2022年はイタリア、スペイン、ADAC(ドイツ)、中東のFIA-F4を戦い、中東選手権ではチャンピオンに輝いている。 2023年はフォーミュラ・リージョナル・オセアニアでタイトルを獲得すると、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ、ユーロ・フォーミュラ・オープンに参戦。また同年のFIA F3マカオワールドカップにイェンツァー・モータースポーツから参戦してた。 2024年はイェンツァー・モータースポーツからFIA F3デビューを飾ったが、最高位は5位、ドライバーズランキング22位という成績でルーキーシーズンを終えた。 そんななか、今季をもってイェンツァー・モータースポーツがチーム代表のアンドレアス・イェンツァーの高齢を理由にFIA F3から撤退。新たなシーズンへ向けて、イェンツァー契約ドライバーの行く末、なかでも元F1ドライバーの息子というチャーリーの行末には特に注目が集まっていた。 そうして迎えた9月27日、トライデントは2025年シーズンのチャーリー・ブルツ起用を発表した。トライデントは2021年にFIA F3チームタイトルを獲得した強豪であり、2024年はレオナルド・フォルナローリ、2023年はガブリエル・ボルトレートがドライバーズタイトルを手にしている。 「トライデントと契約し、2025年のFIA F3に過去2度もドライバーズタイトルを獲得したチームとレースができることを本当にうれしく思う」と、チャーリー・ブルツ。 「チームの実績はこれ以上ないほど素晴らしい。勝利への意欲と願望を共有するチームとは、すでに素晴らしい関係を築いているよ。彼らから学ぶことは多い。すでに来年に向けてトレーニングしているし、新しいシーズンを始めるのが待ちきれないね」 そして、トライデントのチームマネージャーのジャコモ・リッチは「オーストリア人ドライバーのチャーリー・ブルツがトライデント・モータースポーツ・ファミリーに加わることをお知らせできてうれしく思う」とコメント。 「チャーリーは頭が良くて速いドライバーだ。FIA F3参戦2年目を迎える彼が、我々のチームで素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれると確信している。シーズンオフのテストから彼と一緒に仕事ができるのを楽しみにしている」 [オートスポーツweb 2024年09月30日]