反則のバックブローを放つカリミアン

　4R、圧をかけるカリミアン。カリミアンがワンツーの右ストレートも足を使って回避の安保。カリミアンはコーナーに詰めてボディーに連打。カリミアンはガードを下げてパンチを打たせる。安保がワンツーを上下に打ち分けるも、カリミアンは顔を突き出し「打ってこい」。安保は左ジャブを打ち込んでいくがカリミアンはびくともせず。 　5R、カリミアンはノーガードで圧をかける。安保が左ジャブを5連打。何か声を出しながら前に出るカリミアン。安保が連打を放つとガードのカリミアン。カリミアンは左ジャブは出すが当たらない。安保は右ストレート、左フック。ノーガードで受けるカリミアン。なおも安保はパンチを当て続けるが、カリミアンは倒れない。 　6R、カリミアンがバックハンドブローを出してしまい注意を受ける。ガードを固めるカリミアンに安保がパンチの連打からバックブローを意趣返し。カリミアンが前に出てパンチを出し、またもバックブロー。レフェリーが止めに入る中、カリミアンのパンチがレフェリーに当たってしまう。サブレフェリーもリングインし2人を分ける。再開後もノーガードのカリミアンに安保がパンチを連打。左フックが顔面をとらえる。なおも攻め込む安保。安保は左ジャブの連打から右ストレート。そしてバックハンドブローのカリミアン。カリミアンに警告が出る。再開後、安保の連打をもらっても突き放すカリミアン。安保はかさにかかってパンチを打ち続ける。最後はカリミアンもパンチを出すが終了のゴング。

カリミアンがレフェリーを殴ってしまい、サブレフェリーがリングインして両者を分ける

　判定は60-54、60-54、60-54の3-0で安保が勝利を収めた。 　安保は試合後のマイクで「すいません。しょっぱい試合をしてしまいました。巨人討伐エキシマンのつもりが、ぶっ倒すつもりだったんですが。“弱い弱い”とか“全然効かない”とか言っていたけど、俺に攻撃したらいいだけの話。攻められなかったシナ・カリミアンの負けです」とカリミアンもばっさり。 　そして「来年、ライアン・ガルシアと戦うんですが、5月に朝倉未来さんが平本ともう一度対戦するということで、日本の格闘技界のために朝倉未来さん、絶対に勝ってください。俺にサポートできることだったらなんでもします。俺もライアン・ガルシアと戦いにアメリカに行くので応援よろしくお願いします」と平本と対戦することが発表された朝倉にエールを贈った。