【天皇賞・秋】武豊騎手も動き絶賛！絶好調ドウデュースDPコースで馬なりのままラスト11秒5
ラストシーズンを最高の形でスタートさせる。ドウデュースがパワフルなフットワークで栗東DPコースを駆け抜けた。友道調教師が万全の仕上がりをアピールした。 【写真】天皇賞・秋に向け会見する武豊騎手 「先週の時点で体はできていると思ったので、ポリトラックで併せて楽な手応えでゴールしました。秋初戦としては絶好調だと思います」 シヴァース（2勝）を3馬身ほど追いかけ、ゆったりとしたペースでもスムーズに折り合う。直線は馬なりのままスピード感あふれる脚取りで6ハロン81秒2－11秒5で併入した。同CWコースで6ハロン79秒9－11秒0の猛時計をマークした1週前追いに騎乗した武豊騎手も「本当に乗っていてうれしくなる、すばらしい動きでした」と絶賛する。 早い時期からトップクラスで活躍してきたが、5歳秋を迎えてさらに進化。指揮官は「夏を越してからグッと大人になった感じ。体つきもより筋肉がついて、いい体になった」と目を細める。今年はドバイターフ（5着）、宝塚記念（6着）と不完全燃焼の競馬が続く。名手が「もう一度、この馬でGⅠを勝ちたい気持ちが強い」と闘志を燃やせば、友道調教師も「記憶にも記録にも残るレースをしてほしい」と復権を願う。昨年の有馬記念以来となる4年連続のGⅠ4勝目へ。日本ダービー馬に輝いた府中で王者が輝きを取り戻す。（斉藤弘樹）
