68歳でフルタイム勤務の父。「まだまだ働く」とのことですが70代の正社員はどのくらいいるのでしょうか?
70代前半の男性の就業率は約43%で、正社員はそのうちの25%
70~74歳男性の就業者のうち、正規職員・従業員の割合は25%です。70歳以降は大半の人が非正規社員として働いていることになります。理由としては、労働者側の体力低下だけでなく、企業側の受け入れ体制が整っていないことも挙げられるでしょう。 70歳以降も正社員として働くメリットとしては、非正規社員に比べて収入が高いことが挙げられます。70歳以上の男性の平均年収は、正社員で422万5000円、非正規社員で308万2000円です。したがって、年間で110万円以上の収入差が生じます。 ただし、今回ご紹介した正社員割合や年収データは、いずれも平均値です。勤務先の規模や所在地、労働者の学歴などによって変動する可能性がある点をご承知おきください。 出典 内閣府 令和6年版高齢社会白書(全体版) 令和5年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況 第1章 高齢化の状況 第2節 高齢期の暮らしの動向 1 就業・所得 図1-2-1-6 55歳以上の者の就業状況(20ページ)、図1-2-1-7 雇用形態別雇用者及び非正規雇用者率(役員を除く。) (21ページ)、図1-2-1-9 70歳までの高年齢者就業確保措置を実施済みの企業の内訳(22ページ) 政府統計の総合窓口(e-Stat) 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 雇用形態別 第1表 雇用形態、学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額 正社員・正職員計・正職員以外計 2023年 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部