3連休 台風直撃の沖縄・奄美は大荒れ 早めの備えを 台風から離れた所も雷雨に注意
台風接近前に早めの備えを
台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。 1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。 2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。 3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。
3連休 台風から離れた場所も雷雨注意 来週末は広く雨の可能性
今週14日(土)からの3連休は、沖縄・奄美で台風13号によって大荒れの天気が予想されるほか、台風から離れた西日本から東日本も大気の状態が不安定で突然の雨や雷雨にご注意ください。また、9月とは思えない猛烈な暑さが続くため、こまめに涼しい場所で休憩をとるなど、万全な熱中症対策が欠かせません。また、北日本は前線や低気圧の影響で、14日(土)と15日(日)は雨が続く所があるでしょう。北海道はこの雨で、一気に涼しくなりそうです。 だいぶ先になりますが、来週後半は秋雨前線が停滞しやすく、広い範囲で雨が降る見込みです。21日(土)から再び3連休という方も多いと思いますが、まとまった雨になる所もあるでしょう。来週は新たな熱帯擾乱が日本の南に発生する可能性があり、北上すると秋雨前線の活動を活発化させる可能性があります。 今日12日(木)に発表された1か月予報でも沖縄・奄美、西日本、東日本で降水量が平年より多くなる予想が出ています。9月は台風や大雨のシーズンですので、情報をこまめに確認するようにしましょう。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子