高校野球 広島県決勝戦は引き分け再試合に
高校野球広島県大会決勝戦、新庄ー瀬戸内の一戦が7月28日にしまなみ球場(尾道市)で行われ、息詰まる投手戦の末、延長15回0-0のスコアレスドロー。規定により、再試合となりました。新庄高校、田口麗斗投手は最速147キロ左腕でプロ注目。一方の瀬戸内高校、山岡泰輔投手は172センチと小柄ながら鋭いスライダーが武器の高校生屈指の投手です。広島県大会で、決勝戦が引き分け再試合になったのは「延長15回制」となって以降、今回が初めて。全国でも代表決定戦の引き分け再試合は、5回目になります。 15回制以降、過去に代表決定戦での引き分け再試合は以下、5試合。 2002年 福岡県大会決勝戦 柳川4ー4九州国際大付(再試合は11-8で柳川) 2004年 大阪府大会決勝戦 PL学園4ー4大阪桐蔭(再試合は13-7でPL) 2006年 宮城県大会決勝戦 仙台育英0ー0東北(再試合は6-2で仙台育英) 2011年 兵庫県大会決勝戦 東洋大姫路2ー2加古川北(再試合は6-0で東洋大姫路) 延長再試合の制度は、長い間「延長18回引き分け再試合」でしたが、1998年の全国大会準々決勝、横浜ーPL学園で延長17回の大熱戦となり、横浜のエース松坂大輔投手が一人で250球を投げ抜き、話題となりました。この試合をきっかけに選手の健康管理を目的として、2001年のセンバツ大会から延長戦を15回制となっています。 甲子園初出場を狙う新庄と、2000年以来2度目の出場を目指す瀬戸内の決勝再試合は7月30日に、同じ会場のしまなみ球場で行われます。