「貯まらない家」のリビングに共通する収納。思いあたったら今すぐ見直して
可能な場合はPCに取り込んでしまう手も
お子さんの成長記録など思い出系のデータは、PCに取り込み、クラウド上で保存してしまうのもアリです。これぞ、究極のトランクルーム。DVDを置くスペースがぐっと少なくなりますし、検索もしやすくなります。 また再生するデッキ自体がもうないのに、古いビデオテープをもち続けている方もいるかもしれません。ビデオテープを再生するためだけにカメラやデッキをもち続けているケースもありますが、機械もテープもいずれ壊れてしまいます。早めにデータ化することを私はおすすめしています。 技術に自信がない、時間がないという方は、業者に依頼する方法もあります。
高い場所代に値するデータかどうかを再考する
それから、安かったからなんとなく買った映画のDVD。これももしかしたら、Netflixなどのサブスク配信サービスで観ることができるかもしれません。「サブスクってお金がかかる」と思われるかもしれませんが、いちばんお金がかかるのは場所代です。めったに観ない、聴かないDVDやCDであれば処分し、必要なときに配信サービスにお金を使ったほうが、コストパフォーマンスがよいと言えます。 ただし、本当に大切なものであれば、無理に手放す必要はありません。サブスク配信サービスは、版権の問題で、それまで利用できていたものが急に利用できなくなることもあります。それがご自身にとって本当に大切なのか、それとも惰性でもっているだけなのかを見極めていくことが、片付け上手、そして貯め上手への道です。 ※この記事は『「お金が貯まる人」の家にはものが少ない』(扶桑社刊)に掲載された内容を抜粋・再編集しています
下村志保美