センバツ高校野球 作新学院/石橋 選手紹介/17 /栃木
◇自信の肩で高速送球 作新学院 豊田大晴捕手(2年) 保育園に通っていた頃、野球好きな園長先生がグラブを付けてキャッチボールをしてくれたのが原体験。小中学校では投手や内野手だったが、中学2年生から捕手に。遠投や二塁送球の練習を重ねていくうちに矢のような送球ができるようになり「肩の強さは自信がある」と強調する。 リードは勉強中だ。昨年11月、智弁学園(奈良)との練習試合に途中から出場。マスクをかぶってすぐに本塁打を打たれ「どんな配球をしていいか分からなくなった」と振り返る。以来、ユーチューブなどで過去の甲子園の試合を見返すなど研究を続ける。「これから実戦経験を積んで自分のリードの形を見つけたい」。矢板市立矢板中出身。175センチ、75キロ。【井上知大】 ◇恵まれた環境に感謝 石橋 伊藤來煌(らいや)外野手(1年) 昨秋の県大会は背番号「2」を背負っていたが、新型コロナウイルスに感染して一度も出場できなかった。「せっかくのチャンスをものにできなかった」と悔しさをにじませる。 小学3年のとき、父の勧めで足を運んだ学童野球クラブの見学がとても楽しく、その日のうちに入部を決めた。「父はすごく熱い人で、小中学校の時は、応援団長を務めてくれた。試合中は父の声に励まされていた」と話す。 小学6年で全国大会に出場。中学3年では県選抜チームに選ばれている。「本当に環境に恵まれてきた。両親や周りの人に感謝して、甲子園で一勝をつかみたい」。壬生町立南犬飼中出身。169センチ、69キロ。【鴨田玲奈】 =つづく