ラリー・ジャパンが11月21日に開幕、ヒョンデとトヨタがマニュファクチャラーズタイトルを賭けて激突【WRC最終戦 プレビュー】
昨年のラリージャパンはトヨタのエバンスが快勝
昨年のラリー・ジャパンは、落ち葉の多い滑りやすいコンディションで、前戦で2年連続ドライバーズ選手権王者を決めたカッレ・ロバンペラ(トヨタ)は先頭で掃除役になりペースが上がらず、オィット・タナック(Mスポーツ・フォード)もウインドウが曇るトラブルと電気系不調に悩まされて大きくタイムロス。セバスチャン・オジェ(トヨタ)もスピンを喫して左側ドアに大ダメージを受け優勝争いから脱落。さらにのティエリー・ヌーヴィル(ヒョンデ)までもSS6スタート直後にバンプに姿勢を乱してデイリタイアとなる波乱の展開に。 ライバルたちが総崩れしたことで早々に優勝に向けて大量リードを築いたのがエルフィン・エバンス(トヨタ)。土曜日からは安全マージンを多く取る走りに切り替えてそのまま難なくシーズン3勝目のフィニッシュに飛び込んだ。 勝田貴元(トヨタ)は地元のラリーで序盤から飛ばしたが、落ち葉でスリップして木に激突。大きくタイムロスしたが、サービスで修復なったマシンで怒涛の追い上げを開始すると、このラリー最多となる9回のベストタイムを叩き出して5位まで挽回してフィニッシュした。 【参考】2023年 WRC第13戦最終戦ラリー・ジャパン 結果 1位: E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)3h32m08.8s 2位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m17.7s 3位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m46.5s 4位:E.ラッピ(ヒョンデ i20N ラリー1 )+2m 50.3s 5位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+3m10.3s 6位:O.タナック(フォード・プーマ ラリー1)+3m28.3s 7位:A.ミケルセン (シュコダ ファビア RS ラリー2)+7m33.7s 8位:N.グライジン(シュコダ ファビアRS ラリー2) +8m49.6s 9位:K.カエタノビッチ (シュコダ ファビア RS ラリー2)+19m25.9s 10位:新井大輝(プジョー208 ラリー4)+22m22.7s