「H3」5号機、来年2月1日打ち上げへ…測位衛星「みちびき6号機」搭載
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、新型主力ロケット「H3」5号機を来年2月1日午後に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。5号機には、日本版の全地球測位システム(GPS)と呼ばれる測位衛星「みちびき6号機」を搭載する。
みちびきは高精度な位置情報を取得できる衛星で、現在4基が運用されている。政府は7基体制での運用を目指しており、来年度にも5、7号機を打ち上げる。
H3の打ち上げを補助するロケットブースターには、先月のエンジン燃焼試験中に爆発事故を起こした小型ロケット「イプシロンS」と共通する部品が一部で使われている。しかし、JAXAが検証した結果、異常は確認されなかったという。