大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文6完)大阪のトンカチを1年ずらすのはやめて
水の問題を軽視しているわけじゃない
これはなんでそういうこと言うかっていうと、そもそもこれは国家戦略としてリニアというのはやっているわけなので、大動脈の国家戦略なので、これはもうほかの、隣国との関係も深めて日本の経済力を高めなきゃいけないという国家戦略でやっているわけなので、1つの都道府県が反対するかといって全ての計画が遅れるというのは、僕は国家の在り方として問題だというふうに認識をしてます。だからそれを認めていたら、やっぱり一都道府県、大阪も含めてですけど、それが反対したら全てが止まるんかっていう話ですから、国家戦略が。 なので、それは環境とか水の問題を軽視しているわけじゃないですよ。でもそこはきちんとしたルールを定めて、国家戦略の左右を決めるときは都道府県の異議申し立てのような制度があるとしても、最後は誰が決めるかっていう責任の所在の位置、ちゃんとルールは作るべきじゃないか。それが1つの都道府県の反対・異議によって全てが止まるというのは、僕はちょっと理解できないですね。だからそうならないように大阪の工事を、先に進めてくれという言い方はちょっとあれかもしれないけども、そっちの名古屋・東京が遅れたとしても、予定どおりトンカチのスタート時期は計画立てているわけだから、そのとおり進めてくださいということです。
いつ、どのようにしてJRに伝えたのか
日本経済新聞:それはJRの方に伝えていますっていうのは、いつ、どのような形で。 吉村:JR東海の社長から連絡がありました。静岡との協議が非常にある意味、難航してて、場合によったら名古屋の完成時期が遅れる可能性がありますと。名古屋の完成が遅れる可能性があるならば、これはそれに釣られて大阪-名古屋の完成も遅れる可能性がありますと。可能性もゼロではありません。遅れるとは言っていないですけど、それはゼロではない状況になっていますということが、JR東海の社長から僕に電話で連絡がありました。 いきなり電話というか、公務の電話ですから、やりとりですから、電話があるという前提で電話を受けてあったから、僕は先ほど申し上げたようなことを、お伝えをしました。それに対してJRの社長として、それはJR東海の社長として直ちにできますとかできませんとかは言いませんけど、僕の考え方、府知事の考え方としては受けてもらえていると思います。工事が重なるとなれば、やっぱり費用の問題とか体力の問題はありますとはおっしゃっていました。 日本経済新聞:その電話をしたのは、だいたいいつでしょうか。 吉村:あれは日にちいつでしたっけ。戻ったら分かるんで、電話の日にちは直接お伝えします。そんな日にち、大事ですかね。その電話の日にちはお伝えします。ちょっと前。 司会:ほかにご質問ある方、いらっしゃいますか。よろしいですか。それではこれで終了させていただきます。ありがとうございました。 司会:本日、政務の質問ある社はいますか。なければこれで終了します。ありがとうございます。 (完)【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月16日