大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文6完)大阪のトンカチを1年ずらすのはやめて
駅指定や環境アセスは進めてほしい
で、いっせいので始めていっせいので終わるわけじゃないので、土木工事っていうのは。そうすると土木工事で終わって、名古屋の工事も最後はどんどん土木工事の容量が減ってくるわけですよ。それがある意味、静岡が長引くのかもしれないですけども、それが終わってないから大阪の工事は始めませんとは言わないでくださいねと。土木の容量が、ある程度、工事が完成する区間がどんどん出てきてくるわけだから、じゃあそれは大阪の工事は予定どおり始めてくださいよと。その前提としてのアセスとか駅指定というのは予定どおり進めてくださいということです。 たぶんJR側としたら、経済的な体力とかっていうのがいろいろ今まで議論はされてますし、そういうのが出てくるんだとは思いますけども、だからこそ名古屋までのが終わってから大阪から名古屋のトンカチに着手するということを言ってますが、ただ、それを回避するために、まずは財政投融資なんかを使って8年間の前倒しというのをやったわけです。 なので工事が静岡とどうしても話がまとまらないから遅れるといっても、工事の中身を詳細に見ていくと、それぞれの土木工事は独立なんで、ばらばらのが合算して名古屋と東京だから、それがずいぶん終わってるところも当然できてるわけ、今も工事やってるところあるわけなので。だからそうなってくると、余った土木の能力は、もう大阪に開始時期になったらやってくださいよと、そういう意味です。 だから、なんで静岡との話が、静岡県が自然環境の問題、水の問題でこれは工事がストップです、と言っているからといって大阪のスタートの時期を遅らせるというのは、これはやめてもらいたいというのがJRに対する思いですし、これは僕はJRの社長に直接伝えています、この思いは。だからこれは本気で言うてるんです。先に大阪の工事始めてくれっていう、分かりやすくさっき言ったけど、今始めろということではないですからね。そんなん無理なの分かってるし。 大阪のスタートの工事の、大阪の区間の計画というのがあるわけなので。名古屋と東京のやってる、まさに今の段階で工事の始められるわけもないしね。それは僕もちゃんと手続きは理解してます。ただ、静岡との話で延びるからといって、そうすると名古屋が完成する時期がちょっとずれるわけでしょ。だから1年間、これで協議がずれたら1年間延びるわけだけど、そのときに大阪のトンカチ期間を1年間ずらすのはやめてくださいよということです。その前に前提となる駅指定とか環境アセスも予定どおり進めてくださいということです。