帰省ラッシュで「新幹線トラブル」遭遇率アップ? 特大荷物・席を譲れ・足のにおい…“迷惑客”への対処法
指定席なのに「席を譲れ」
そのほか、予約した指定席に座っていた人が「自由席券を持った人に席を譲れと言われた」「子どものために窓側を譲ってほしいと言われた」などのトラブルに遭遇したというエピソードも、大型連休のたびに話題となっている。 JR各社では基本的に乗車日の1か月前から事前予約を受け付けており、確実に座って移動したい場合は指定席のきっぷを購入するべきだろう。また、直前で指定席が空いていなかったとしても、ほとんどの人は、他人が指定した座席に座ろうなどとは考えないのではないだろうか。 しかし、万が一こうしたケースに遭遇した場合、乗客同士で言い合いになれば、さらなるトラブルに発展する可能性もある。車内には乗務員や警備員、パーサーが巡回しているため、仲介を求めるのが賢明な判断と言えそうだ。
「なんか臭いと思ったら…」
新幹線ならではの旅のわくわく感、開放感もあり、自分では快適だと思っていた行為が無自覚に他の乗客へ不快感を与える可能性もある。 たとえば、席に座った後、くつを脱いで足を延ばしリラックスしている人もいるかもしれない。しかし、「なんか臭いと思ったら他人の足だった」といった話も散見される。お笑いコンビ・NON STYLEの石田明さんもかつて、被害に遭ったことをXに投稿していた。 また、新幹線ではビールやチューハイを片手に車窓を眺めることを醍醐味としている人も少なくなさそうだが、マナーの悪い乗客が現れるたびに議論を呼んでいるのも事実だ。 今年のお盆休みには、お笑いコンビ・ダイアンの津田篤宏さんが朝早くから新幹線内で遭遇した“酒宴”にうんざりした様子を投稿し、話題となった。 ほかにも、座席のリクライニングやひじ掛けをめぐるトラブル、食べ物のにおい、騒ぐ子どもを注意しない親、ナンパ、盗撮など、新幹線内における迷惑行為のエピソードは枚挙にいとまがない。 ほとんどの乗客はルールやマナーを守っているはずであり、いずれもレアケースと言えそうだが、利用者が集中する年末年始には、自身がこうした場面に遭遇する確率も相対的に上がるだろう。 そのような場合には、自分で解決しようとせず、車内を巡回する乗務員や警備員、パーサーに助けを求めることが、問題解決への近道と言えそうだ。
弁護士JP編集部