ジョン・ガリアーノがメゾン マルジェラを去る、10年間ブランドをけん引
「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のクリエイティブディレクター ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が、自身のインスタグラムで同職を退任することを発表した。 【画像】メゾン・マルジェラ 2025年春夏コレクション
ガリアーノは1960年イギリス生まれ。1984年にセントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins)を主席で卒業後、1995年に「ジバンシィ(GIVENCHY)」、1996年には「ディオール(DIOR)」のデザイナーに就任した。しかし2011年に反ユダヤ主義的発言をしたことでディオールデザイナーを解雇。公なデザイナー活動を控えていたが、2013年1月から期間限定で、デザイナー オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)によってデザインスタジオに招待されるなど徐々に活動を再開させ、2014年に「メゾン マルジェラ」クリエイティブディレクターとしてカムバックした。その後10年にわたってメゾンをけん引。今年9月には自身のドキュメンタリー映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」が公開された。 退任発表に際してガリアーノは「しばらくの間、自分を許すことは難しかった」と過去の過ちについて触れながら「私と一緒に歩んできたファッションファミリーに感謝しています。私は夢を見るのをやめません」とコメントしている。なお、自身の後任や去就については明らかにしていない。