朝乃山、初場所も休場へ 全休なら三段目転落が確実 高砂親方「また上がってくるチャンスはある」
大相撲の元大関で、来年1月の初場所(12日初日、両国国技館)は西幕下41枚目まで番付を落とした朝乃山(30)が全休する見通しとなった。師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)が26日、「まだ相撲が取れていない。復帰は3月の土俵で。初場所は休んで治し切ることが大事だ」と明言した。 【写真】ハイパーレスキュー号に乗り込む朝乃山 朝乃山は7月の名古屋場所中に左膝靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負い、手術。3場所連続休場となった。初場所を全休すれば、3月の春場所は自身の不祥事による6カ月出場停止処分から再起した令和4年名古屋場所以来となる三段目転落が確実。 高砂親方は「気持ちを折らないことが一番大切。また上がってくるチャンスはある」とした。戦後、幕内経験者が三段目以下に2度転落後、再入幕した例はない。(奥村展也)