「18歳キャバ嬢で家族を養う」高校中退から始まった浜田ブリトニーのジェットコースター人生
■『まんが道』に感動して漫画の専門学校へ入学 ──『まんが道』のどのあたりに感動したのでしょうか? 浜田さん:そのころは動物病院の就職もうまくいかず、ずっとキャバクラで働くのも先が見えない状況で、挫折感でいっぱいだったんです。『まんが道』に描かれていた藤子不二雄(A)先生の漫画にかける情熱にものすごく感動しました。 そこでトリマーはやめて漫画家になろう、と方向転換することに。それまで漫画を描いたことは一度もなかったのですが、翌年から漫画の専門学校に通うことにしました。
── すごい行動力ですね。これまで漫画を描いたことがなかったのに漫画家になろうと思ったのはなぜでしょうか? 浜田さん:なんか「あ、漫画家になろう」と直感でピンときたんです。まったくの未経験だったので、線の引き方やペンの種類みたいな基本的なところから習いました。 半年かけてはじめての作品が完成しました。それが学校の最優秀作品賞に選ばれたんです。そこからが、私の本格的な漫画生活の始まりだったといえるかもしれません。
PROFILE 浜田ブリトニーさん はまだぶりとにー。漫画家・タレント・実業家。千葉県出身。週刊漫画雑誌『ビッグコミックスピリッツ』にて、渋谷ギャルのリアルな実態を描いた『パギャル!』を連載し、ホームレスギャル漫画家としてバラエティ番組に多数出演。2012年2月、株式会社PIECE EIGHTを設立し社長業もこなす。2児の母。 取材・文/齋田多恵 写真提供/浜田ブリトニー
齋田 多恵