日本未上陸の注目ブランドを紹介する連載企画。今週はアメリア・ニューヨークを拠点にする新鋭ウィルバー・ウォッチ（Wilber Watches）をクローズアップしていく。

ウィルバー・ウォッチ（Wilber Watches）は アメリカ東海岸のニューヨークを拠点とする日本未上陸のマイクロウオッチブランドだ。創設者はアメリカ人デザイナー、ジェイソン・ウィルバーで、 彼は時計を含む、幅広い製品カテゴリーにおいて、数十年にわたる創造的かつ技術的な経験を有している。 【画像】特許取得のムーヴメントやスケルトン文字盤をもっと見る ブランドのクリエイティブなプロセスの基礎となっているのは、自動車の先進デザインと自動車開発の未来で、メカニカルアートを通して、時間との新たなる関係を創造することをミッションとしているそうだ。 ジェイソンが初めて製造し、特許取得したムーヴメントを搭載した、トレッド1は、スイスの権威ある時計コンテスト、ジュネーブウォッチグランプリ（GPHG）にノミネートされた。 トレッド1 は特許取得したベルトシステムで時刻を表示するのが特徴で、この時計の受賞をきっかけとしてジェイソンは20年に自身の時計ブランドを立ち上げることになった。

ウィルバー・ウォッチ（Wilber Watches） レオ 創業者ジェイソン・ウィルバーが 7年にわたる研究開発を経て誕生したブランドを象徴する最高峰モデル。モデル名のレオは“Living Extraterrestrial Object ”の略称だ。ブランド初の自社設計ムーブメントである“エンジン・ワン”を搭載しており、特別にスイスで製造されている。 LEOはダンシング・ディスクと呼ばれる他にはないユニークなジャンピングアワー表示を採用しており、近未来的なシンボルをデザインした二つのディスク（透明なサファイア製とアルミニウム製）を文字盤の両側に配置しているのが特徴だ。 ディスクは回転し、シンボルが文字盤中央で組み合わさって数字になる。中央の窓が時間表示で、分は6時位置の固定ポインター、秒は12時位置の固定ポインターで表示される。 エンジン・ワン・ムーブメントは基本的に時計の正面からも、裏ブタからも見ることができる。