これまでのマネー教育は何だったのか 物欲に勝てず「サンタさんが来ない」ことになった3兄弟次男の小さな借金騒動
日頃からマネー教育の本を読み、子どもがお金を大事に使えるよう懸命に声をかけている、コミックエッセイストで中1、小3、年長の3兄弟の母・tomekkoさん。「同じ金額を持って好きなものを買う」という楽しい時間のはずが、「物欲と所持金」の縛りによって人間が試される事態に。次男君に降りかかった、サンタさんが来なくなるほどの顛末とは。 【マンガを読む】魚好きのtomekkoさん次男の「千円チャレンジ」(全6枚) 10月ぐらいから早い早いと毎月言いながら年の瀬へと突っ走る感があるんですが、さすがに12月は早すぎませんか。ついこないだそろそろ12月だからクリスマスと年末年始の準備早めに始めておかなきゃなぁ~なんて思ったとこじゃない!? サンタ業代行の大人の皆さん、進捗はどうですか? 赤ちゃんの頃は本人が物言えぬ分親が悩み抜いて用意したプレゼント……の、包み紙が一番喜ばれて。幼児期はキャラものブームですよね。プリンセスやら戦隊モノやら……独身の頃、親になったら絶対にこれだけは避けたい!と思っていたアイテムがどんどん増え、生活感いっぱいになる家。わが家、クリスマス翌日は朝から電子音が鳴り響き、家出したくなりました。 そして今年はいよいよ中学生を含む3兄弟ということで、プレゼント内容もサンタ代行業務自体も難しくなってきたなぁ~なんて思っていた矢先。 なんと突然ですが、あるメンバーには今年、生まれて初めてサンタさんが来ないことになったのです……!! 時は11月末に遡ります。ある日わが家のテレビが壊れたんですね。明らかに外傷性で、傷がついた箇所からじわじわと日に日に闇が広がり、3分の2しか画面が映らなくなりました。 え? テレビに傷をつけた子を特定してクリスマスプレゼント無しのお仕置きしたのかって? いやいやそんな不寛容なことはしませんよ。形あるもの、いつかは壊れるって一休さんだか誰かも言ってたし。 何かと物入りな年の瀬に工事費込みで十数万もかかるテレビの買い替えは厳しい……けれど年末年始に全くテレビが見れないのも何かと困る。いつかは買い替えなければならないわけで。