井上尚弥との将来的対決に中谷潤人「期待度は高まっているなという感覚」
プロボクシングWBC世界バンタム級王者中谷潤人(26=M・T)が7日、WBC総会出席のためドイツ・ハンブルクに向けて出発した。24日に東京・有明アリーナで防衛戦を控える4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)との将来的な対決について、4日に井上所属ジムの大橋秀行会長(59)が「来年は米国、サウジアラビア(での防衛戦)の線が強い。それが終われば、相手は誰とは言いませんが、皆さんが望む、国内で大きな試合をやりたいと思います」と構想を明かした。この「相手」とは中谷と推測されている。 【写真】自身の今年の漢字を見せる中谷潤人 現在、中谷は1階級下のバンタム級で、かつ2人が1年近く勝ち続けなければ実現しない。創刊100年以上の歴史と権威のある米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強ボクサー)ランキング入りする日本人同士の対決実現を望む声は国内外で出てきている。 今回の大橋会長の発言、井上との対決を期待する声を踏まえ、中谷は「そういった声が増えてきているので、期待度は高まっているなという感覚。そういう声はモチベーションがより強くなる。まだバンタムですけれど、そこらへんも見据えながらしっかりやっていきたい。これが最初でなく、以前からイメージしている。そこにプラスしていきたい」と口元を引き締めていた。