大阪府・府立学校などの「修学旅行キャンセル料」を全額支援へ
大阪府・府立学校などの「修学旅行キャンセル料」を全額支援へ
大阪府の吉村洋文知事は9日、大阪府庁で定例記者会見を開き、新型コロナウイルスの影響で「修学旅行」がキャンセルとなった場合に府立学校の生徒・保護者が負担するキャンセル料を全額支援すると発表した。予算の規模は約4億円になるという。 【中継録画】吉村知事「コロナ禍で失業した方々に対し、早期再就職支援を行う」(2020年9月9日)
会見によると、修学旅行を実施するかどうかは、教育委員会や学校で決めているが、やむを得ずキャンセルをしなければならない時の保護者の負担を減らすため、キャンセル料を大阪府で負担するという。
吉村知事は「府立学校については全額負担します」と話した。また、私立学校については「小・中・高ありますが一定額を負担します。これによって学校を支援することで、いわゆる保護者からキャンセル料を徴収しない私立の学校に支援することで、保護者の皆さんのキャンセル料が発生しないよう支援していきたい」と続けた。 大阪府は新型コロナウイルス対策などを盛り込んだ補正予算案をとりまとめ、吉村知事が9日の会見で発表。一般会計の総額は2823億円で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う失業者対策、約36億円なども盛り込まれている。 大阪府は、同補正予算案を、今月18日からはじまる定例議会で提案する方針。