化石から判明した、あるジュゴンの悲劇すぎる死
今も絶滅の危機にある
研究を主導したチューリッヒ大学の博士課程に在籍するAldo Benites-Palomino氏はプレスリリースで、 捕食者にとってどの動物が食料源としての役割を果たしていたのかについてはずっと不明でした。私たちの以前の研究では、複数のサメ種によって捕獲されたマッコウクジラを特定していますが、今回の新しい研究は食物連鎖の中でのジュゴンの重要性を浮き彫りにしています。 と述べています。 現代のマナティーの遠い親戚である先史時代のジュゴン。ちょっとかわいそうな最期でしたが、現在の親戚たちの状況もよくなっているわけではありません。 マナティーは2017年に絶滅危惧種リストから除外されてはいますが、一部の環境保護団体は再び保護対象にすべきだと声をあげています。近年、アメリカのフロリダ州では人間による自然環境悪化で、マナティーの数が減少しています。もしかしたらサメよりワニより、わたしたち人間こそが本当に、世界で最も危険な動物なのかもしれません。
岩田リョウコ