【卓球】WTTのメインイベントと全日本ダブルスが完全にバッティング。トップ選手はシンガポールへ
WTTの4大大会と全日本ダブルスが重複。プロのトップ選手はWTTを優先
1月30日から2月2日まで愛知県豊田市で全日本選手権のダブルスの部が開催される。全日本選手権史上初の分離開催だ。シングルスはその1週間前の1月21日から26日まで東京体育館で行われる。 11月に発表されたWTT(ワールド・テーブル・テニス)シンガポールスマッシュの日程が1月30日から2月9日までなので、完全にこの国内外の2大会が重複している。世界ランキングに直結し、賞金も高いシンガポールスマッシュに参戦する選手(まだ未発表)は全日本選手権ダブルスには参加しないだろう。 ●1月21日~26日 全日本選手権シングルス・ジュニア ●1月30日~2月2日 全日本選手権ダブルス ●1月30日~2月9日 WTTシンガポールスマッシュ シンガポールスマッシュは賞金総額が2億円を超え、大会運営費も含めれば数億円を越えるWTT4大スマッシュのひとつ。世界ランキングの獲得ポイントも五輪と同じグレードなので、日本で参加資格のある選手はほとんどが全日本ダブルスではなく、シンガポールに向かうと見られる。 会場を1年前に決める日本卓球協会とWTTの間でのタイムラグが出てしまった結果だ。 WTT側が一協会の国内大会の都合を考えることはないだろうろう。参加する選手の各協会の都合を聞いていたら、WTTのイベントカレンダーがたちいかなくなるのは当然のこと。考えようによっては、「全日本選手権シングルス」が重複してなくてよかったとも言える。