【福岡国際マラソン】給水取り損ねたライバルへドリンク手渡し 原晋監督「ちょうだいとやって」
<陸上:福岡国際マラソン>◇1日◇福岡市・平和台陸上競技場・大濠公園~福岡市西南部周回~香椎折り返し(42・195キロ) 【写真】博士帽をかぶった原監督と美穂夫人のツーショット 15キロ過ぎの給水地点で心温まるシーンがあった。 先頭集団につけていた23年世界選手権代表の西山和弥(トヨタ自動車)がスペシャルドリンクを取り損ねた。横で走っていた土井大輔(黒崎播磨)はそれに気付き、自身のドリンクをそっと手渡し。西山はうなずきながら、ライバルから渡された“力水”を口に含んだ。 これにはテレビ朝日系の中継に出演した青山学院大陸上競技部の原晋監督も「ちょうだい、ちょうだいとやっていましたけど、ようやくいただいて、しっかり飲んでいますね」と解説していた。 第1集団には、22年世界選手権代表の西山雄介(トヨタ自動車)、23年世界選手権代表の其田健也(JR東日本)、20年大会で優勝した吉田祐也(GMOインターネットグループ)らがつけている。