ヘッド全体を冷却強化!『GRヤリス』のエンジン加工ヘッド+加工ブロック対応のガスケット、HKSが発売
チューニングパーツメーカー・HKSから、トヨタ『GRヤリス』搭載のG16E-GTSエンジン・シリンダーヘッド用ガスケット「HKSグロメットHGKスーパークーリングプロ」が販売開始された。 G16E-GTSエンジンは高性能ながら、3気筒のうち中央の2番シリンダーに熱がこもりやすく、他気筒に比べてノック限界が低い傾向がある。これがハイパワー化する際のセッティングのネックとなっている。 HKSでは冷却水の流れを見直し、ノック限界の気筒間のバラツキを低減する方法として、今回発売となったガスケット交換による改善方法を提案している。ガスケットの形状は、過給器チューン向けに従来のストッパータイプをさらに強化したタイプを採用している。 なお、HKSグロメットHGKスーパークーリングプロは冷却性能を最大限に高めるため、通常のガスケットの置き換えではなく、あくまでシリンダーヘッドとシリンダーブロックの加工を前提にした製品となっている。具体的にはフロントのヘッドに流れ込む冷却水通路を拡大し、直噴インジェクターのシール部の冷却用水路を予備として追加、シリンダー間への冷却水通路を追加する加工が必要となる。 また、多様なチューニングに適応できるよう、厚さは「t=0.8」「t=1.0」の2種類が用意されている。価格は0.8が2万9700円、1.0が3万1900円(ともに税込み)。
レスポンス ヤマブキデザイン