[car audio newcomer]スズキ スイフトスポーツ(関根貴成さん)by LCサウンドファクトリー 後編
このようにフロントスピーカーを強化したのに合わせてサブウーファーもエンクロージャーをワンオフしてフロントの高音質化にマッチングできるクオリティに高めることを計画、さらにDSPも新たにゴールドホルンのGH-DSP810PROを導入するなど矢継ぎ早にシステムアップをプランしていく。この頃になるとすっかりオーディオに魅了され、関根さんはオーディオ中心のカーライフになっていた。
そして、ユニット数も増えたこのタイミングで考えたのがラゲッジの作り込みだった。以前から憧れていたものの、なかなか手を出せなかったカスタムだ。ハッチを開けた際に後方からパワーアンプやDSPが見えるようにレイアウト、限られたスペースにサブウーファーやリアスピーカーを積層するように収めたのも見どころとなった。
◆大好きなJ-POPもロック系の曲もそれぞれの良さを存分に引き出した音に進化
フロント3ウェイのユニット進化、さらにインストールも一新、ラゲッジのカスタムも進めたスイフトが完成する。一気に進化を遂げた関根さんのスイフト。デザイン&サウンド両面での進化も大きく満足の仕上がりとなる。
「サウンド面では特に高域の鳴りが際立って良くなりました、楽器もリアルで解像度が一気に高まっているのを感じます。好きなJ-POPではボーカルの存在感がさらに強くなりました、またロック系の曲では激しいギターサウンドの迫力やキレもアップ。好きな両方のジャンルを気持ち良く聴ける仕様になりました」
急速にシステムアップを続けカスタム度数も一気にアップさせてきた関根さんのスイフト。今後はラゲッジに合わせてドアなどのコクピットまわりのカスタム処理も手がけていく予定。
「ドライブ専用で乗っているスイフトですが大好きな曲を良い音で聴けるようになってからはますます遠出するのが楽しくなりました」
ずっと温め続けてきたオーディオのシステムアップを開始して、関根さんの思いがはじけた。高音質化、カスタムデザインなど、やりたいことを詰め込み続けるスイフトは、これからもますます進化を続ける予定だ。
土田康弘|ライター デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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