衆院選8議席減の公明、SNSでの発進強化 参院選へ斉藤代表「勝利以外に党再生はない」
公明党は7日、東京都新宿区の公明会館で党全国県代表協議会を開き、公示前から8議席減の24議席にとどまった先の衆院選を総括した。斉藤鉄夫代表は「少子高齢化が進む中、将来への不安を抱える現役世代に響くビジョンと具体的な政策が強く求められている」と強調。党勢回復のため、SNSでの発信強化など若年層向けの取り組みを加速させる考えを示した。 協議会には衆参両院の国会議員や全国の都道府県本部幹部らが参加した。衆院選で自民党が非公認とした候補者の一部を公明が推薦したことに対し、地方組織から「支持者の理解が得られなかった」との指摘があった。 来年夏には東京都議会選、参院選が控える。斉藤氏は「2つの政治決戦に勝ち抜く以外に党再生はない。断じて勝利するため、全議員が心を一つにして走り抜きたい」と呼び掛けた。