子どもが勉強に集中できない原因は「部屋」にある!? プロが実践した“賢い子”になる学習環境の整え方
(4)正しい姿勢が身につく椅子を導入
以前は、必要に応じてダイニングの椅子をスタディスペースまで移動させて使っていました。 ですが毎回のこととなると手間だし、高さも子どもの背丈に合っていなかったのでどうも集中できていない様子でした。 そこで、正しい姿勢で座れる椅子を導入した結果、以前よりも集中して取り組めるようになりました。子どもの身長に合わせて調整が可能なのも嬉しいところ。   (5)学習に適したデスクライト 壁に向かって学習するため、やはり照明は不可欠です。勉強に適した昼光色からリラックスできる電球色まで、明るさや色温度を調整できる専用のデスクライトを採用しました。 間違いだらけだった学習環境も、この5つのポイントを改善して学習が捗るスペースへと変化しました。
スタディスペース改善後の効果
学習に適した環境に整えたおかげで、子どもたちの学習に対するハードルが低くなったと感じています。これは大人も同じだと思うのですが、何事もハードルを下げておくと行動に移しやすいということはありませんか?以前よりも広々とした卓上スペースを確保し、必要なものがすぐ手の届く場所にあらかじめ用意してあることで、学習に取り組むまでの準備に時間を取られることもありません。子どもにとって「今やりたい」とスイッチが入った瞬間を逃さず取り組めることがとても重要だと思っています。また、帰宅後は自ずと宿題と家庭学習に取り組む習慣も身に付きました。子供が成長するにつれ、どんどんと手が離れる中で、親として学習環境を整えてあげられたことはとても良かったなと感じています。みなさんのスタディスペースの工夫もぜひ教えてください。
【Profile】アリカ(@arika_919)
片づけ遊び指導士・時短家事コーディネーター。3人の子どもたちと転勤族の夫の5人家族。『子どものお片づけ育』×『家事の役割分担』の仕組み化で暮らしを変えることを提案。もともとは片づけられない主婦だったが、家を建てたことがきっかけで『整理収納』に出会い、家の中を整え始める。3人目の妊娠を機に『子どものお片づけ育』で「自分のことは自分でできる仕組み」を徹底化。夫の単身赴任が決まった際には、『家事の役割分担制』を導入して完全ワンオペ育児を乗り切る。これらの仕組みづくりが子育ての軸となり、現在Instagram(@arika_919)やVoicy(アリカのほどよい暮らしを届けるラジオ)で、同じような境遇で悩むママたちに暮らしのヒントを発信中。
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