堂安律に仲間から賛辞の言葉「重要な存在」「細部へのこだわりが…」
フライブルクのDFマティアス・ギンターやユリアン・シュスター監督が、堂安律のチームの重要性を語った。 ここ4試合勝ちがなかったフライブルクは11月30日のブンデスリーガ第12節でボルシア・メンヒェングラットバッハと対戦。試合は立ち上がりからフライブルクが押し気味に試合を進めるものの、なかなか得点を奪えない時間が続いた。それでもFWルーカス・ヘーラーが41分に先制弾を挙げると、後半の立ち上がりには堂安にもゴールが生まれてリードを広げた。61分には失点を喫したものの、その1分後にまたもヘーラーが決め、そのままフライブルクが3-1で勝利を収めた。 元ドイツ代表のギンターは、この日のフライブルクが披露したプレーに手応えを感じた様子。ドイツ誌『キッカー』で試合後、ヘーラー(今季2度目の先発)とFWミヒャエル・グレゴリッチ(今季初先発)がともにスタートし、それぞれ全得点に絡んだことにについて「2年前、2位で冬季中断期に入ったときのプレースタイルに少し似ていたかもしれない」とコメント。「当時と似たようなフォーメーションで、グレーガル(グレゴリッチ)もその要素を発揮した」とチームメイトを称賛した。 ギンターは続けて、貴重な追加点を決めた堂安についても言及。「リツは僕たちのサッカーにおいてものすごく重要な存在だ。特に今回のようなプレーをする中で、彼が1対1で打開できれば、僕たちのプレーに深さを与え、守備でもものすごく働いてくれる」と、日本代表MFの重要性を説いた。 「きょうの試合ではスーパーなゴールを決め、常に存在感を示したし、デュエルでも力強かった。彼がゴールで報われてうれしいよ」 シュスター監督も『baden.fm』のインタビューで堂安について、「とても集中していて、細部へのこだわりが非常に強く、常に上達を目指す彼と働くのは楽しい。彼は信じられないほどの努力をしているね」とコメント。「守備に関して本当に大きな成長を見せていると思うが、正しい瞬間にゴールを脅かすこともできる。今シーズン、もうすでにいくつかのゴールを挙げてくれているし、チームメイトを良いシチュエーションにも導いてくれる。彼のようなパーソナリティの持ち主がスカッドにいるのはうれしいことだね」と、堂安を手放しに褒めた。