「オーナーへの不満は沸点に達した」トラウトがついに移籍を希望? 地元メディア「生涯1チームに固執してきたが、考えを変えようとしている」
ロサンゼルス・エンジェルスのマイク・トラウトがついに移籍するかもしれない。エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』は9月24日、「トラウトによるエンジェルスのオーナー、アート・モレノに対する最新の批判は必要なものだった」と報じた。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 「トラウトの不満は沸点に達したようだ」 同メディアの記事は、米メディア『The Athletic』による「トラウトがオーナーのモレノを批判」という記事を引用したものだ。 「『The Athletic』が、トラウトのエンジェルスでのキャリアを振り返る記事を出した。トラウトの“不運”は明らかで、エンジェルスはトラウトの周りに勝利の環境を育むことに失敗した。それはいまでも続いている」 『The Athletic』の記事でトラウトは、「オフシーズンの2、3の補強が大きな違いを生むかもしれない。すべてはオーナー次第だ。そこが我々のいる場所だと思う」と、モレノに対して強い口調でチーム強化を求めた。 これを受けて『Halo Hangout』は、「トラウトが記者に話すのは久しぶりだ。野球ファンなら誰もがトラウトのキャリアが無駄になっていることを理解している。トラウトにもショウヘイ・オオタニのようになってもらいたいし、もっといい環境のチームを見つけてもらいたいと願っている」と、トラウトのエンジェルス退団を期待した。 トラウトはエンジェルスでのプレーを一貫して希望しているものの、24年3月の春季キャンプ時に、オーナーのモレノとペリー・ミナシアンGMに補強を直訴していた。当時、「30本の本塁打を打てる打者が市場にいる」と『New York Post』紙の著名記者ジョン・ヘイマン氏に明かした。 その当時、米メディアではロサンゼルス・ドジャースからFAとなったJD・マルティネスを指した発言だと話題になった。それでもエンジェルスはトラウトに補強を確約せず、そしてJD・マルティネスはニューヨーク・メッツと1年契約を結んだ。結局、大谷翔平が退団したにもかかわらず、エンジェルスは最後まで目立った補強をしなかった。 勝ちたいトラウトが、“勝つことに興味がないオーナー”とも称されるモレノに愛想を尽かすのは時間の問題かもしれない。「MLBファンが挙げる最悪オーナーのなかには、ジョン・フィッシャー、ジェリー・ラインズドルフ、モンフォート兄弟とともにモレノの名前が入ってくる」 こう記した『Halo Hangout』も、「エンジェルスのファンは、トラウトとオオタニの全盛期を無駄にしたモレノを決して許さないだろうし、他球団のファンはエンジェルスを嘲笑し続けるだろう。もしデトロイト・タイガースがポストシーズンに進出すれば、エンジェルスは現在のMLBでの最も長い期間(10年)、プレーオフに出場しないチームとして単独トップになる」としてオーナーを非難した。 構成●THE DIGEST編集部
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