週明け以降も冬型の気圧配置続く 日本海側は降雪量120センチ超え予想も 晴れる所も真冬の寒さ
きょう15日(日)、さらには週明けあす16日(月)以降も19日(木)ごろにかけて冬型の気圧配置が続く見通し。そのため日本海側を中心に雪や冷たい雨が続き、北陸や東北の多い所では向こう72時間の降雪量が120センチを超えるおそれがある。しばらくは積雪、路面の凍結、吹き溜まりなどによる交通障害、除雪作業中の事故やなだれなどに注意が必要だ。
低気圧近づく北陸や北日本で雪強まる
きょう15日(日)の日本付近も冬型の気圧配置が強まり、上空には強い寒気が流れ込んでいる。そのため、午後も日本海側を中心に冷たい雨や雪が降りやすく、雷を伴う所がある見通し。また、低気圧がやや発達しながら近づく北陸から北日本を中心に、雪や雨の降り方が強まりそうだ。風は強く、ふぶくおそれがある。
週明け以降も冬型継続で積雪増加 雪災害に注意
週明けあす16日(月)以降も19日(木)ごろにかけて冬型の気圧配置が続くため、日本海側の山沿いを中心にさらに積雪が増えそう。18日(水)正午までの72時間に降る雪の量は、多い所で北陸や東北の山沿いで120センチを超える可能性がある。北日本では平野部でも大雪となり、ふぶく所がありそう。 また、西日本、東海や関東甲信北部の山沿いでも積雪が増える見通しだ。
きょう15日(日)から週明け以降も、しばらくは積雪、路面の凍結や吹き溜まりによる交通障害などに注意が必要。ふぶきによる見通しの悪化にも気を付けた方がいいだろう。また、屋根からの落雪、除雪作業中の事故にも注意が必要で、除雪作業は必ず2人以上で行ってほしい。なだれにも注意が必要。 北陸の平地では雨や雷雨となり、これまでの雨で地盤が緩んでいるため、土砂災害に警戒が必要だ。
晴れる所も真冬の寒さ 昼間も小物活用を
太平洋側ではこの先もおおむね晴れて、朝晩の冷え込みは強い見通し。昼間も日ざしの暖かさより、強めに吹く北風の冷たさが優勢となりそうだ。この時季は、北寄りの風が1メートル増すごとに体感温度は1℃下がると言われている。西日本や東日本の最高気温は12℃前後の予想で、北風が加わると体感温度は10℃を下回りそうだ。 昼間も厚手のコートに加え、マフラーや手袋などの小物を活用して暖かく過ごした方がいいだろう。寒さに加えて空気の乾燥が続くため、体調を崩さないよう気を付けたい。 (気象予報士・鈴木悠)