【プリンス関西プレーオフ】立命館守山の猛攻を凌ぎ関西学院がプリンス関西2部に初昇格!
12月15日、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)決定戦がJグリーン堺で行われ、関西学院(兵庫)が立命館守山(滋賀)を1-0で下し、プリンス関西2部に昇格を決めた。 【フォトギャラリー】立命館守山 vs 関西学院 前日に行われた1回戦で近大和歌山を2-1で下した立命館守山と、畝傍を2-0で破った関西学院による決定戦。「相手の10番(FW氷見亮陽/3年)と9番(志水香介/3年)の能力が凄く高くて、あの選手たちを抑えるのが大変で。ロングスローも風もあって押し込まれてしまった」と関西学院のDF4岩岸幸楽主将(3年)が振り返ったように、序盤は立命館守山が押し気味にゲームを進め、関西学院は耐える時間が続いた。 しかし、FW18村田梁馬(2年)が相手DFの裏を取りボレーシュートを放つなど、関西学院が徐々に押し返し始めると、試合は五分五分の展開に。立命館守山もMF8宮田夢大(3年)がスルーパスに抜け出しシュートを放つと、ショートカウンターから志水もゴールを狙うなど、チャンスを作りながら仕留めきれずに前半を終えた。 後半、先に決定機を迎えたのは立命館守山。41分、氷見の強烈なシュートがGKに弾かれたところにDF20山下大輔が詰める。しかし、山下のシュートは惜しくも枠を捉えることができない。さらに立命館守山は氷見が56分にヘディングシュート。58分にも氷見がGKのパントキックを上手く収めてシュート。立命館守山はこのチャンスでもゴールこじ開けられなかった。 対する関西学院は1回戦で2ゴールを挙げたFW17下田優大を下げ、FW9高見悠仁郎を投入。この岡本歴大監督の采配が決勝ゴールに繋がった。62分、中盤でルーズボールを拾った関西学院はすぐさま攻撃を仕掛けると、先ほど投入された高見からのスルーパスでボックス右に侵入した村田が「高見君が難しいボールを収めてくれて僕に繋いでくれたので、これを無駄にするわけにいかないと思って振り抜きました」とゴール左隅にシュートを突き刺した。 苦しい展開の中で掴んだ先制点。関西学院はこのゴールを守り抜くべく、岩岸を中心に身体を張ったプレーを見せる。「最後の試合というのもありますし、自分がキャプテンなのでやるしかないと。相手も強かったので、それを跳ね返すために自分自身に向けてというのもあったんですが、周りに対しても鼓舞してプレーしました」岩岸キャプテンの鼓舞に周りもプレーで応える。 セットプレー時はGKも上げて襲い掛かってくる立命館守山の猛攻を最後まで耐え抜いた関西学院。長く感じたであろうATも終わり、チーム史上初のプリンス昇格を達成した。