緊急来日!56歳ホリフィールドが来年3月日本でエキシビション宣言。対戦希望相手はまさかのあの……
ボクシングの元ヘビー級3団体統一王者のイベンダー・ホリフィールド(56、米国)が1日、都内で緊急会見を開き、カジノ解禁に合わせて、今後、日本で格闘イベントなどの事業を展開させていく「ホリフィールドジャパン」の設立を発表。来年3月には、自ら日本のリングでエキシビションマッチを行う考えであることを明らかにした。「トレーニングを始める。あきらめない精神を見せたい」と意欲満々でシャドーボクシングまで披露。関係者の話によると因縁のマイク・タイソン(53、米国)をエキシビションマッチの対戦相手として希望しているという。
対戦希望は耳噛み事件のマイク・タイソン
ホリフィールドよ、お前もか……。 4度、世界王者に返り咲いたボクシング界のレジェンドが来年3月、日本のリングでエキシビションマッチを戦うという仰天の計画を発表した。カジノ解禁にターゲットを合わせ、格闘イベントなどの事業展開を目的とした日本法人を設立。その発起人となったホリフィールドは、自らリングに立つことを宣言したのである。 「エキシビションだが、体をシェイプして来年3月にリングに上がる。来年で初めて世界王者となって、ちょうど30年。私は、4度世界王者になった。ジェームス・ダグラス、マイク・タイソン、ジョージ・フォアマン、リディック・ボウ、レノックス・ルイスらと戦ってきた。負けてもカムバックできる勇気、あきらめない気持ちを若い人たちに見てもらいたい。人々に夢を与えたいんだ」 56歳だが、風貌や体格そのものは現役時代と変わらず。高いガードからの華麗なシャドーボクシングを披露してメディアからは、驚嘆の声が挙がった。 今回で来日は4度目。そのひとつに1990年2月にあの東京ドームでジェームス“バスター”ダグラスが、無敵だったマイク・タイソンを破った“世紀の大番狂わせ”の試合がある。ホリフィールドは、そのダグラスを同年10月に3ラウンドKOに葬りWBA、WBC、IBF世界ヘビー級の統一王者となったのである。その後、タイソンとは、2度対戦して、いずれも勝っているが、1997年の再戦の際にイラついたタイソンにクリンチの際に耳を噛みちぎられた。反則勝ちとなったが、その事件は世界的に有名になった。 関係者によると来年3月にホリフィールドジャパンの自主興行大会として行うエキシビションマッチは、ボクシングルールの3ラウンドで、対戦相手には、その因縁の相手タイソンをリストアップしているという。ホリフィールドは、その後、タイソンと和解して、親交を深めており自らマッチメイクに動く。ただタイソンは、これまでの犯罪歴が問題となって、入国禁止処置となっており「もし入国できれば」の条件付きだ。 無敗の元5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(42、米国)の那須川天心(21)とのエキシビションマッチと、その後の日本進出に刺激を受けたのだろう。「メイウエザーの試合は見たよ。彼のスタイルは良かったんじゃないか」ともいう。