【RIZIN】薬物検査“シロ”平本蓮は「大みそか出すなら約束通り検査」榊原CEOが明言
<RIZIN甲子園:準決勝トーナメント大会>◇2日◇東京都内 書類選考、トライアウト、トライアウトトーナメントを経て絞られたRIZIN甲子園のファイナリスト8人が都内で対戦。横内三旺(18=フォーランバス)と8人の中で最年少の斉藤健心(16=カルペディエム横浜)が、RIZINおおみそか大会(さいたまスーパーアリーナ)で行われる決勝戦へコマを進めた。 【写真】謝罪する平本蓮 柔道がバックボーンの横内は圧倒的なテイクダウン力、グラウンドでのコントロール力で勝ち抜き、小学校3、4年時に極真空手の世界大会で2連覇した斉藤は、同じ空手出身の堀口恭司のようなステップを踏みながら打撃を当て、組んでも巧みなポジショニングで試合を優位に進めた。 視察した榊原信行CEO(60)は決勝進出の2人について「勝ち上がった横内選手と斉藤選手、それぞれ全然個性の違う、タイプの違う選手。この2人がどんな試合を大みそかに見せてくれるのか。もちろんトップアスリートたちの試合もたくさんラインアップされるんですけど、その中でもRIZIN甲子園の決勝すごかったねって言ってくれるような2人の作品を楽しみにしたいなと、そういう期待感を持たせてくれる」と絶賛した。 さらに同CEOは、UFC初戦で王者パントージャに挑戦する前RIZINバンタム級王者・朝倉海に言及し「今回、RIZIN甲子園に出てる世代の人たちにも大きな目標とか勇気を与えると思うので海には頑張ってほしい」と期待を込めた。 また格闘家・赤沢幸典からステロイド使用を告発されながら、RIZINの薬物検査で“シロ”だった平本蓮の大みそか大会出場については「今、スペインに行っているようなので、戻ってきたら大みそかと2025年をどういうビジョンでいくのかしっかり話したい」と説明。「どうしても出なくちゃいけないとか、出したいということでもなく」と前置きした上で、大みそか大会に出場する場合には「当然、(平本を)出すタイミングの前にドーピング検査は約束通りしなくちゃいけないし。本人もそれには応じるとずっと言ってますので」とあらためて明言した。 ▼準々決勝・第1試合(5分1R) ○志田兼都(BELVA) 4分37秒KO(パウンド) ×伊藤琥大郎(総合格闘技道場reliable) ▼同・第2試合(5分1R) ○横内三旺(フォーランバス) 判定3-0 ×岩川翔輝(和術慧舟會セイゴ道場) ▼同・第3試合 ○浦田陸翔(楠誠会館) 判定3-0 ×高田真音(和術慧舟館駿河道場) ▼同・第4試合 ○斉藤健心(カルペディエム横浜) 判定2-1 ×杉野亜漣(パラエストラ八王子) ▼準決勝・第1試合(5分1R) ○横内三旺 判定3-0 ×志田兼都 ▼同・第2試合 ○斉藤健心 判定3-0 ×浦田陸翔