「愛猫と暮らしていた」はずの78歳独居女性に異変が…!ゴミ屋敷に住んでいた彼女の自宅でみつけた「不穏なモノ」
ゴミの中からみつかった不穏なモノ
武藤さんらは、訪問入浴用の浴槽を設置する場所を部屋内に確保するため、彼女が愛猫のために買った猫砂や、猫じゃらしのおもちゃ、何が入っているのかわからない大量のビニール袋をどかしていったという。 「ゴミは勝手に捨てられません。私たちがゴミだと思っても、本人なりの考えがあって残しているからです。使用済みのおむつですら勝手に捨てるのは難しい。少し汚れた程度だったら『もう一回使えるのに、なんで捨てるんだ! 』と気分を害してしまうことがあるし、たとえ本当に汚れたおむつでも『綺麗なところだけ切り取れば汚れ拭きに使えるのに、勝手なことをするな! 』と言われてしまうことだってある」 ゴミ屋敷のゴミを処理する場合、「本来は認知症患者の自尊心を傷つけないように、丁寧にコミュニケーションをとりながら、ゴミを残している本人なりの理由を聞き出して、ひとつひとつ処理していく必要がある」というが、彼女の場合は、かなり体が弱っており、強く呼びかけないと目を開かない状態だったため、武藤さんらは動かしても差し支えなさそうなものを急ぎ選別し、移動させていったという。 そんな中、スタッフのひとりが不安そうな顔をして小声で指示を仰いできた。 「武藤さん、これはなんでしょう…」 スタッフは、おくるみに包まれた長さ50センチほどの何かを発見し、触れられずにいた――。 「認知症でも「愛猫の世話」だけは忘れなかった…! ゴミ屋敷でみつかった、78歳独居女性が大切にしていた「おくるみ」の意外な中身」につづきます。
武藤 直子
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