ルイ・ヴィトンの店舗で一躍話題になった日本人建築家って誰…?クールすぎる建築作品まとめ
2 ビュー 福島潟/新潟県
福島潟の自然と文化の情報発信施設。高さ29mの屋上からは潟と越後平野を一望でき、館内では潟の動植物や歴史の展示、潟のなかのライブ映像を楽しめます。 1階から屋上までを螺旋状に繋ぐガラス張りの空間が特徴的。展示室のまわりを立体的に周遊するような動線となっており、登っていくと少しずつ潟の全貌が見えてくるように設計されています。 そんな内部空間が透けて見える、ライトアップされた夜景も見どころのひとつ。 同じ公園内には、青木さん設計のプール「遊水館」も立っています。ぜひ併せてお立ち寄りを。 所在地:新潟市北区前新田乙493
3 大宮前体育館/東京都
杉並区の住宅地に立つ体育館。 周辺の環境を壊さないように施設の大部分を地下に埋めているため、すぐ近くに着くまで体育館の存在に気がつきません。敷地にはフェンスもなく、昼夜問わず通り抜けられるので、一見すると公園のようにも見えます。 そんなボリュームを抑えた外観とは裏腹に、地下に降りていくと大空間が広がっており、その佇まいはまさに氷山の一角という言葉がぴったりです。 アリーナ棟とスイミングプール棟の2つに分かれており、それぞれの屋上は武蔵野の自然が残る原っぱとしてつくられています。 敷地の中央の銀杏の木はもともとここに建っていた小学校にあったもので、そのまま残す形で設計しています。 所在地:東京都杉並区南荻窪2-1-1
4 京都市京セラ美術館/京都府
「京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)」は現存する国内最古の公立美術館建築です。 その耐震改修、保存、補修、増築を、青木さんの事務所出身の建築家の西澤徹夫さんと共に手掛けました。1933年竣工の建物で、今日の美術館には欠かせないロビー空間やアメニティ施設が存在しなかったため、老朽化対策だけでなく、現代的なニーズにも対応できる形でリノベーションがなされました。 そうしたニーズへの対応にとどまらず、日本庭園と繋がる東西に貫通する新たな動線を設け、地域全体の回遊性を高めたことなどが評価され、2020年度にグッドデザイン賞を受賞。 「ガラス・リボン」と呼ばれる建物のエントランスや、中央ホールにある螺旋階段など、新設した要素が違和感なく挿入されている設計の妙にもご注目を。 ちなみに、2020年春のリニューアルオープンにあわせて、青木さん自身が館長に就任しています。 所在地:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124