立憲代表選 立候補4氏が会見(全文2)代表になったら執行部の男女比を同率に
衆院選で議席減の原因は
NHK:幹事社、NHKの米津と申します。立憲民主党は先の衆議院選挙で公示前から14議席を減らす厳しい結果でした。その原因はどこにあったとお考えでしょうか。また、党勢回復に向けた具体策をお聞かせください。お願いします。 司会:それでは届け出順に逢坂候補、小川候補、泉候補、西村候補の順でお答えください。 逢坂:ご質問ありがとうございます。今回の選挙は、小選挙区では、いくばくかではありますけれども、当選者を増やしております。残念ながら比例で大きく候補者が落選する、当選できなかったということになっているわけです。その結果を見ると、それぞれの候補者1人1人にはある一定程度の評価がある。しかし比例で、個人はいいんだけれども、立憲民主党はやっぱり駄目だねと、こういうやはり国民の中に思いがあるのではないかと思っています。 従いまして、私は立憲民主党、個人はいいけれども立憲民主党は駄目だという、そこのところを変えていく必要があると思っています。それを変えていく具体的な方法、それは理念や理屈や政策を単に述べるだけではなくて、具体的な地域課題を解決していく、その結果の積み重ねによって、なるほどと、立憲民主党って信頼できるよな、私たちの役に立つよな、そういう積み上げをしていくことで党勢を拡大していきたい、そう思ってます。 司会:どうぞ。
政権の受け皿として十分認められていなかった
小川:野党には大きく2つの仕事があります。1つは政権を厳しく批判的立場から検証すること。そしてもう1つは、いざというときに政権の受け皿として国民に認知されること。今回、残念ながら総選挙の結果を見る限り、この後者が十分ではなかった。それが私の反省です。従って政権の受け皿として認知していただけるだけの党への期待感や魅力、これを総合的に増さなければなりません。これは口で言うほど簡単なことではありません。しかし、例えば党首選挙を通して、どういう体制をつくるか、その下でどういう党運営が行われるか、そしてそれがどういう成果につながるか、さらに言えば、先ほども申し上げましたが、今の時代をどうにらんでるか、そこから出てくるべき政策体系はいかなるものか、こういうものがトータルで国民から認められたときに、おそらく再度、政権の受け皿として認知していただける可能性がある。そこに懸けたいと思います。 泉:あ、もういいですか。 小川:はい。 泉:私はやはりこの立憲民主党が立憲民主党として、比例区は立憲民主党とお書きくださいという運動をすることに不足していたというふうに思っています。確かに野党共通政策とか野党政権という言葉があったんですが、やはり立憲民主党にご投票くださいという活動が遅れてしまっていた、不足していたのではないかというのが1つ。そして、やはり閣外協力ですとか、閣外からの協力という言葉が多くの国民の皆さまには、伝わるまでにこの選挙を終えてしまっていたと、この浸透が遅れたということもあると思います。 そして立憲民主党としては、やはり新自由主義と戦うという姿勢で、消費税の減税ですとか所得税の免税、非常に手厚い分配策というものを提示したんですが、この政策を打ち出す時期も少し遅れを取ってしまったのではないか。やはり国民の皆さまにもっともっと政策を理解していただく。そして立憲民主党の考えている政権像を理解していただくための早い提示というものがやはり必要だったんではないかというふうに今、反省をして、これからの戦いにおいては、国民の皆さまにそういった早めの提示、われわれの目指す姿を明らかにしてお届けをするようにしていきたいと思います。